vol.1

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No.005
JS3 STALIN
あちゃら(1998/1 p.138)掲載

JS3 STALIN JS3 STALIN JS3 STALIN
JS3 STALIN (Soviet Union)
使用キット:JS3 STALIN (TAMIYA)

【歴史・背景】
大戦中、ソ連はドイツの重戦車に対抗するべくKV-1やJS-2などの重戦車を開発し前線に送り出してきましたが、大戦末期の1945年、ついにその集大成とも言うべき重戦車が姿を現しました.それがJS-3(スターリン3型)です.この戦車の特徴を挙げるとすればまず、KVの時代から培われてきた大型鋳造技術による砲塔でしょう.これは全周にわたり徹底的に被弾径始を追求したものでした.また、車体の前面装甲はより効果を高めるために3枚の120mm装甲版を鋭い角度で突き合わせて溶接されました.これらの技術は戦後の連合国の戦車にも強く影響していくこととなりました.

【製作について】
前々からソビエト戦車を作ってみたかったのですが、これがその第1号となりました.キットについてはモールドといい、はめ合いといい文句はないのですが、ただ一点あげるとすればキャタピラ上の装甲板が無いことでしょう(TAMIYAさん、忘れたの?).今回はさらに初挑戦としてサスペンションを可動にしてあります.塗装はオリーブドラブ2を基本として、ウォシング後、同色の薄い色でドライブラシを施しています.また、溶接熱影響部やボルト付近には茶色のパステルで錆を表現してみました(判るかな?).


No.004
PANTHER AUSF.F

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PANTHER AUSF.F (Germany)
使用キット:PANTER F(ドラゴン)

【歴史・背景】
5号戦車"パンサー"は第二次世界大戦中におけるドイツ軍の走功守のバランスのとれた最優秀戦車として評価されました.F型はパンサー系列のもっとも後期のタイプで、砲塔は"シュマルトゥルム"と呼ばれる前方に絞られた非常に被弾径始の良好な形状をしています.また、この砲塔にはステレオレンジファインダーの設置、赤外線暗視装置の装備可能、半円形防盾等、様々な新装備が取り入れられています.しかし、この車両は結局、量産されることなく終戦を迎えています.

【製作について】
このキットは基本的にドラゴン製なのですが、シャシーはイタレリ製となっていまして、非常に"はめあい"が悪くて苦労した作品です.可動連結式のキャタピラはモデルカステン製で、その他エンジングリルなどにエッチングパーツを使用しています.塗装は3色迷彩の中でも比較的後期に現れた"アンブッシュ"としています.


No.003
HOTCHKISS H39

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HOTCHKISS H39(France)
使用キット:HOTCHKISS H39(エレール/グンゼ)

【歴史・背景】
ホチキスH-39は、ルノーR35との競作に破れ、騎兵部隊用として装備されたH-35の発展型で、エンジンを75HPから120HPにアップしたH-38に続き、主砲を33口径の37mm砲に強化したもの.ドイツ軍の侵攻までに770輌が生産された.フランスの軽戦車は通常は乗員2名であったため、車長が砲手・装填手を兼ねることになり、戦闘中は外部の状況判断が難しかったとされる.

【製作について】
エレールというのはフランスのメーカーで私は今回が初挑戦でした.キャタピラはモデルカステン製の接着式が付属しているのですが、かなり小さいものなので組立〜装着が大変でした.また、プラスチックの素材自体も粗悪なもの(リサイクル?)らしく、曲がりを補正するところもありました.しかし、それだけに私にとっては製作し甲斐があり、また、こういった小さい作品はインテリアとしても充分使え、気に入っている作品の一つです.


No.002
SHERMAN Vc FIREFLY

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SHERMAN Vc FIREFLY (G.B.)
使用キット:SHERMAN FIREFLY(ドラゴン)

【歴史・背景】
大戦末期になると枢軸軍の強力な兵器に対抗するため、連合国は生産性が良く、信頼性も高かったアメリカのシャーマン戦車の車体に高性能なイギリスの17ポンド砲を搭載した戦車を開発させました.これが"ファイアフライ"です.装甲こそ、最大50mmと堅固ではありませんでしたが、持ち前の機動力と強力な主砲でドイツの重戦車を破壊できる数少ない兵器として、ドイツ軍から恐れられました.

【製作について】
私はどちらかといえば長砲身の戦車が好きでこのファイア・フライなんかもその典型的なものでしょう.ドイツのエース、ミハエル・ビットマンの乗るタイガー1型を仕留めたのもこの戦車だという説もあります.この作品では、ターレットナンバーのマーキングにデカールを使わず、白の下地にレタリングし、本塗装後、テープでレタリングを剥がすという特殊な手法を使っています.なお、キャタピラにはフリウルのメタル製を使っています.


No.001
TIGER-2

TIGER-2 TIGER-2 TIGER-2
TIGER-2 (Germany)
使用キット:KING TIGER(P) (TAMIYA)

【歴史・背景】
1943年1月、ヒトラーはTIGER-1にかわる新型重戦車として、さらに長砲身で破壊力のあるL-71口径の88mm戦車砲を搭載したTIGER-2(KING TIGER)の開発を指令しました.この砲は2000mの距離で152mmの装甲版を貫通する能力を持っており、当時の連合軍の戦車は全て破壊することができました.これは初期のタイプで、ポルシェ博士の設計による砲塔を搭載しています.しかし、この砲塔の欠点として砲塔正面に被弾した際の反跳弾が車体天井を貫通する恐れがあること、さらにその形状に曲線が多いために生産性が悪いとの指摘を受け、50輌での生産中止となりました.以後はそのような欠点のない、ヘンシェル社の砲塔に変更されています.

【製作について】
最近のTAMIYAの新キットは非常に出来がよく、安心して制作できます.ただし、特殊樹脂製のキャタピラだけはいただけません.塗装は3色迷彩です.ツメリットは面倒なので施していません(そのうち挑戦します).


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