2021


愛犬の里へ

2021.12.20(mon)

最近、仕事がそれなりに忙しいのだが、休日出勤した代わりに
月曜日に「代休」を取ることが多くなってきた。
というのも、お付き合いしている彼女の仕事が月曜日休みなので
どうしても、それに合わせて取らざるを得ないからだ。
"取らざるを得ない"という言い方をしたが、道路もお店も空いていて、
「実はなかなかイイのではないか」と最近思い始めていたりもする。

で、今日もご多分に漏れず月曜日なのだが、久しぶりに愛犬の里、
つまりはブリーダさんのところに行ってみることになった。
前日はペットOKな伊豆のペンションに泊まったのだが、最近は
ペットブームも相まってそんなホテルや旅館がすぐに見つかる。
チェックアウトして、その帰りの道中でブリーダに会ってきた。

場所は伊豆の国市、カーナビに登録してあったので場所はすぐに
分かった。到着するなり、ブリーダーさんが出迎えてくれた。
肝心の愛犬はというと、ちょっと怖がってしまって、余り動かない。
生誕の地とはいえ、生まれて2ヶ月くらいしかここには
居なかったので、さすがに覚えてはいなさそうだった。
それでも、他の同種犬(狆)にたくさん会えたのは本当に良かった。

さて、今年も残り僅かになった。
今年の前半は離婚やらで余りイイことはなかったが、後半からは
今の彼女に出会えたし、軽井沢も売れたし、ヘルニアも治ったし、
仕事もまあまあ順調だし、そんなに悪くはなかったように思う。

来年も良い年になるように願うばかりだ。


今度こそ 2021.11.29(mon) 今回も鍼治療で治ると思っていた。が、その甘い期待はもろくも崩れ去った。 初めの4〜5回目くらいまでは、一進一退しながらも徐々に痛みが緩和されて いるのが分かるくらいに改善していたので、今回もこれで治ると思っていた。 ところが、ある日の夜の散歩途中を境に、次第に痛みが増し、それ以降は 鍼治療を施すと、施術前より余計に痛くなる状態が続くこととなった。 8回目の鍼治療のあと、まさに命からがら車を運転して何とか帰宅し、 玄関に入るなり、廊下に倒れ込んだ。そして「痛い−!!!」と叫ぶ。 もう、普通に歩けなくなってしまった。寝返りをうつこともままならない。 何とか勇気を振り絞り、激痛に耐えながら階段を上り、登り切った途端に 床に倒れ込む、といったことを繰り返しながら移動するしかなかった。 「オレはスライムか!」なんてヒトリ冗談を言えるのも最初だけ、それでも、 何とか回復を期待して3日過ごしたのは、今思えば我ながら凄いことだと思った。 そうなのだ、この3日間で迷って迷ったあげく、入院することを決めたのだ。 しかし、まだこの時点では手術することは考えていなかった。 そう、前回も救急車で運ばれて入院することにはなったが、その後、痛み緩和の 薬などで時間と共に痛みが軽減し、最終的には数回の鍼治療で完治できたからだ。 今回も、前回同様、救急車を呼び、厚生中央病院(絶対指定!)に運んでもらった。 ただ、前回と違い独身なオレは、犬を近所のペットホテルに預け(迎えに来て貰った)、 パソコンなど仕事道具や最低限の生活用品を整えてからの出発する必要があった。 この時ほど、妻が居ないことと、3階建ての戸建てを恨んだことはなかった。 そして、最初の問診で座薬や硬膜外ブロック注射を打って貰うが全く効果無し。 歩くことも寝返りも、ましてやトイレに一人で行くことも出来ないため即入院。 ただ、ここまでは、自分で決めたことであり、想定の範囲内であった。 しかし、入院して痛み止めを飲むなどして数日経っても殆ど症状は緩和しない。 それどころか、MRI検査では、6年前の前回よりも状況は悪化しているという。 「これは、鍼治療や薬では限界なんだろうな」、ふと、そんな思いに至った。 そして、椎骨専門の先生と相談し、今回は根治を目指して手術を決断した。 手術はMED法といって、背中〜お尻の上あたりに1cm程度の穴を開け、内視鏡で 確認しながら患部を切除するという方法で、患者への負担が少ないのが特徴だ。 以前の鼠径ヘルニア手術のように「寝てればいつの間にか終わっているかな」 くらいに考えていたが、これがまた甘かった。手術前に地獄が待っていた。 神経根ブロック注射で治る場合もあるので、一応、手術前に一度打つのだが、 この注射、患部の特定(テスト)も兼ねていて、造影剤を患部に注射するや否や、 これが痛いのなんの。ただ、すぐに神経根ブロックの麻酔が効いてきて、 これによって患部が造影剤を打った場所であることが特定されるのだが、 あの痛みがあと数秒続いていたら、マジで死んだ方がマシだと思った。 そして、手術当日、全身麻酔を打たれ、看護師さんの「しばらくしたら眠くなってきます からねぇ・・・」の言葉を最後に記憶が飛び、目覚めるとまた3〜4時間が経過していた。 そして、いつの間にか自分の病室で寝ているオレに無事に手術が終わったことを 聞かされる。「生きていて良かった」と感じたのは、これで人生2度目の経験だ。 そして、自分の感覚をおそるおそる確認すると、なんと、痛みは全く消えていた。 手術直後こそ、色んな管やら点滴やらで生きた心地がしなかったが、 翌日からはそれらも外され、苦痛が全く感じられない状態になった。 昨日まで出来なかった、座ったり寝返ったりが痛み無くできるではないか! 足の筋力が低下しているので歩くことは怖かったが、痛みは完全に消えていた。 後日、執刀して頂いた先生(有名な方のようだ)とお話しし、改善を報告すると ホルマリン漬けにされた切除した椎間板の一部(ヘルニア)を見せられた。 「これが悪さを(神経を圧迫)していた」と。記念に持ち帰ることにした。 先生には手術の日を無理言って1週間前倒しにして頂いたので、本当に助かった。 そして、数日間のリハビリを経て、今日、退院することになった。 数日前、救急車で搬送された「スライム人間」が、今日は普通に歩いて帰っていった。笑 これで、右足は一生ヘルニアになることはないと思う。 でも、人間にはもう1本足が付いていることを忘れてはならない。(恐)
またか。。。 2021.10.21(thu) 少し前からちょっと気になってはいたのだが、とうとうやってきた、アレが。 椎間板ヘルニア、足全体に激痛が生じる、いわゆる座骨神経痛だ。 過去の月記を見てみると、2003年、2007年、2015年、そして2021年。 平均すると、5〜6年ごとに発症していることになる。 思い起こせば、前回はドラムの練習が引き金になり、翌朝、立つことも出来ずに 救急車で運ばれたのだが、今回はまだそこまでなっていないうちに早めに対処した。 対処、すなわちオレの中での対処法はただ一つ、中国式の電気鍼治療だ。 過去3回とも、この方法で治してきている。そう、実績があるのだ。 ただ、今回のケースは前述したように突然の激痛ではなく、 数ヶ月前くらいから何となく気になり始めて、最近痛みが増して きたようなので、早めのタイミングで治療を始めてみたのだ。 ところが! その判断は裏目に出たかもしれない。 1回目の鍼治療を受けた数日は改善の兆候が見られたのだが、 その後は以前より痛みが増幅してきて、さらに2回目を受けた 直後から歩行が困難なほど逆にヒドイ状態になってしまった。 特に、寝た姿勢から直立した際の激痛は叫びたくなるくらいの激痛が走る。 なので、寝ているより座っていた方が生活が出来る分、楽なくらいだ。 過去のケースだと、確かに治療を受けた後に一時的に痛みが増した ことはあったのだが、その後、次第に痛みが軽減されて治っていった。 だが、今回はその兆候はなかなか見られない。 確かにまだ2回しか治療を受けていないので諦めるのは早いが、 ちょっと先行きが不安になってくる。。 明日、彼女とランチしたあと、その"足"で3回目の治療を受ける。 今週末は彼女と一緒にペンションに行く予定なので、なんとか 歩けるくらいには快復して欲しいと、初めて心から神様に祈った。
山梨のこと 2021.09.05(sun) つきあい始めた31歳の彼女とは順調に交際を続けているのだが、 いずれ前妻の実家である山梨にも行くことになると思い、 前もってその報告と、ちょっとした相談をしに山梨に行ってきた。 「ちょっとした相談」とは、彼女にはオレが「バツ2である」ことは まだ明かしておらず、前妻とそのご両親のオレとの関係は「親戚」 ということにしてもらう、という(ちょっと無理がある?)お願いだ。 ただ、あらたまってというよりも、前妻と離婚してからも 愛犬を預けていることもあって、親戚としてのお付き合いが 続いていたので、今さらではあるが、念のため彼女の前では 「そういうことにして欲しい」というお願いなのだ。 その相談自体は、前妻含め、ご両親からも特に異論はなく、むしろ、 「その役をどう演じるか」という話で盛り上がったくらいであった。 しかし、その数日後、突然、前妻から「犬を引き取って欲しい」、 「もう私には連絡してこないで欲しい」というメッセージが。。。 オレは驚いたので、状況をお義母さんに聞いたところ、 「あの話は娘の前ではしない方が良かった。。」のだという。 オレが帰ったあと、おそらく前妻とご両親との間で何かトラブルが 有ったのではないかと思うが、もしかすると前妻のオレに対する 嫉妬のようなものが、やはり引き金になったのではないかと思った。 せっかく、今回の離婚では仲良く別れられたと思ったのだが、 やはり、別れた相手が幸せになっていくのを見るのは辛いのだろうか。 オレも、それなりに辛いのだけどね。こう見えて。笑
大きな仕事 2021.08.29(sat) 今年の初めに会社として大きなプロジェクトを受注していたのだが、 今月くらいから本格的に構築が動くようになってきた。 コロナ渦の中、県をまたぐ出張を控えるように各首長は窘めるが、 全く聞く耳なんか持っちゃいない(笑)、仕事が最優先なのである。 今日は餃子の街、宇都宮でのネットワーク構築作業の立ち会いだった。 比較的大きな拠点でもあり複雑な構築でもあったので、PM※としては 現地に立ち会って、「仕事やってる感」を出す必要があるのだ。笑 実際、こういった構築作業に立ち会ってきて、自分が居たお陰で 何とかなったという経験は多々あり、特に主要な拠点では多少遠方 でも、できるだけ自ら立ち会うようにしている。(若干、自慢?) 今回の構築作業でも御多分に漏れず、様々なトラブルに見舞われた。 回線の収容場所とネットワーク機器を収めるラックの場所が離れていて、 ケーブルが届かないために接続できないとか、通信試験では問題が なかったのに、お客様の環境を接続して試験するとダメだったりと、 今までもそうだが、すんなり終わることは、まあナカナカ無い。 それでも、何とかお客さんや協力ベンダの力を借りつつ、自分も アイディアを出しながら一つ一つ解決し、予定時刻を大幅に 超過しながらも、どうにか形にして終えることができた。 現地のお客様からも、ペットボトルの冷たいお茶とともに労いの言葉 をかけられた時は、技術者として感無量である。 帰りの宇都宮駅、餃子を買うのをすっかり忘れて帰途につくのであった。(笑) ちなみに、プライベートはというと、上手く彼女とやれている。 平日休みで土日が仕事なので、毎週金曜日のランチデートが楽しみなのだ。 ※PM(プロジェクトマネージャ):プロジェクト全体を統括する役割の人
結婚相談所とマッチングアプリ 2021.07.31(sat) 離婚してから4ヶ月、実は細々と(?)婚活を続けていたのだが、 ようやくここへ来て、結婚できそうな相手と付き合うことになった。 例によって婚活は、「結婚相談所」と「マッチングアプリ」だ。 ターゲットの女性は、前回の失敗(笑)もあるので、「子供無し」は絶対で、 まだ子供が産めるかもしれない、アラフォー(30代後半〜40代前半)狙いだ。 結婚相談所は、前回の時もお世話になったのだが、今回の結果は散々だ。 4ヶ月で150人以上申し込んで、お見合いに至ったのはなんとゼロ! もちろん、前回より条件が悪いのは承知だが、余りにもヒドイ状況だった。 一方でマッチングアプリはわりと好調で、月イチのペースで会えている。 (マッチングアプリは、資金力を最大限生かし、13サイト掛け持ちw) この成果の差は何なのかと色々と自分なりに考えてみたのだが、 およそこんな感じではないかと思っている。(独創的偏見 ^_^;) 1)結婚相談所は料金も高額であり、それなりに裕福か稼ぎのある女性が多い。    →従って、相手のスペックの中で「収入」はそれほど重要視されない。      →つまり、オレのように「収入だけが頼り」な男は不利。笑           →逆に、マッチングアプリだと比較的に低収入な女性が多く、オレ有利。笑  2)結婚相談所はプロフィールの情報だけで申し込んで即お見合いとなるため、    1回のお見合いで相手の良いところがなかなか見つけられない。         →しかも、プロフィールだけで判断されるので、お見合いすらできない。     →マッチングアプリは、ある程度チャットで「人となり」が分かった上で      会うことになるので、実際に会った時に意外と盛り上がることが多い。     →つまり、自分で言うのもなんだが、コミュ力を最初から発揮できるのだ。  ちなみに相手の女性は31歳の初婚(子供無し)、年収は200万以下である。 およそ二回りも年下だが、いわゆる歳の差婚には一定の条件があると思っている。 1)圧倒的に高収入な成功者か、あるいは歌手や俳優などの芸能人。   →さすがに、オレもこれには該当しない。^_^;            2)女性側の父親が他界あるいは幼い時期に捨てられた孤児である。   →これは、ウソみたいな話だが、今回婚活して本当に実感した。    その31歳の女性も、幼い頃から両親に育てられておらず、施設で育ったらしい。 逆に言えば、父親に飢えていたファザコンであるが故に年上を好むのかもしれない。 この女性曰く、「年齢は気にしない、むしろ相当年上でないとダメ」なのだそうだ。 実は、この女性の前にも37歳の女性とマッチしたのだが、その女性も両親がおらず 施設で育った人だったのだ。(その人とは"犬命"過ぎたのでダメでしたが ^_^;) つまり、こういうことではないかと思う。(完全に妄想的想像) 女性としては、自分の結婚相手を親(特に父親)に紹介する際、20歳も年が 離れた男性を連れてきたらどう思うか、想像するのではないだろうか。 逆に、父親が居ない女性は、自分が好きなタイプと自由に付き合うことが出来る。 やはり、女性は、相当に父親の評価というものを気にしていると思うのだ。 (一方で男性は、彼女に対する母親の評価は余り気にならないと思うが) ともかく、漸くオレから見てハイスペックな女性と付き合うことが 出来たので、なんとかこの関係をゴールまで持っていけるよう、 「資金力を最大限生かし」プレゼント攻勢したいと思う。笑
久しぶりの麻雀 2021.06.27(sun) コロナ渦でなかなか開催できていなかったが、 久しぶりにウチで麻雀大会をやることになった。 軽井沢を撤収した際に半自動宅を恵比寿の自宅に持ち帰ったこともあり、 普段麻雀やったことがないガンプラ仲間と麻雀することになったのだ。 そのうちの一人は、ウチの会社とも付き合いがあるIT系ベンダーの人で、 今は転職して、なんとメーカー系の保険会社の社員をやっている人だ。 オレもその保険にたまたま加入していたこともあり、渡りに船ではないが 色々と保険の話や今後の資産運用の相談に乗ってもらっている。 そうなのだ、麻雀は仲間達と楽しい会話をするための道具に過ぎないのだ。 決して、負けたから悔しいとか、そういうことではないのだ。(笑)
ありがとう、軽井沢。 2021.05.30(sun) 元妻からのメールで、ようやく軽井沢別荘の売却が決まったことが分かった。 そうなのだ、離婚してすぐに売りに出していたのだが、内見は幾度となく あったものの、なかなか買い手が付かず、気が付けば3年が経過していた。 元妻の母親の知り合いから中古の別荘を購入してから早15年。 ワンコたちと一緒に軽井沢を満喫していた日々が懐かしい。 何度か冬の凍結で水道管や水回りの修理やら、生い茂る木の伐採や草刈り、 屋外WiFiによるインターネット環境整備やマイクロバブル付き風呂の整備。 使っている間も色々とメンテナンスや改善をやってきたが、それが楽しかった。 ただ、やはりもう古い物件なので、最後は内壁などのリフォームをやって、 それが今年になって売却できた決め手になったのかもしれない。 あるいは、世間的にコロナで在宅ワークが多くなってきたことも影響しているのか。 売却額は、なんと買った時よりも高く売れた。 もちろん、風呂やトイレのリフォームを勘案するとトントンくらいだが、 これだけ長く利用してきて、トントンで売れたのはラッキーとしか言いようがない。 (元妻の献身的な営業努力もあってだが、その後しっかりと請求された。^_^;) 来週は、いつものガンプラ仲間と最後のガンプラ合宿だ。 もちろん、売却が決まっているので、汚さないように慎重に滞在するつもりだ。 麻雀卓やら色々と置いてあった物、そして思い出も一緒に東京に持ち帰りたい。
久しぶりの新潟 2021.04.24(sun) スノボーでガーラ湯沢に2年ほど前に行ったと思うが、 純粋に旅行を"兼ねて"新潟に行くのはなんと17年ぶりだ。 "兼ねて"ということは、目的は旅行とは別にあると言うことだ。 そう、もちろん男3人集まればやることは一つ「ガンプラツアー」である。 もう説明は必要ないと思うが(笑)、温泉宿に泊まって、ひたすら ガンプラを組み立てる、涙ぐましくも微笑ましい旅行なのである。 泊まった旅館は、予想に反して格式有るご立派なホテルであった。 コロナの影響か、それほど宿泊客はおらず、ゆっくり出来た。 そういう意味では、このコロナ騒動、考えようによっては、高速も渋滞せず、 宿も取りやすく、楽観的な人間にとっては有り難い限りなのである。 ちなみに、2日間で訪れた観光地はこんな感じ。 越後ワイナリー、彌彦神社、寺泊水族博物館、寺泊海鮮市場 そして、ローカルな模型屋に3軒ほど。←こっちがメインか?笑
オレはまた自由だ。 2021.03.31(wed) 今日、妻と一緒に区役所に行って離婚届を提出した。 思えば、1年前の4月4日、二人で区役所に婚姻届を出しに行って、 休日ということもあってなかなか入館できなかったのが懐かしい。 たった1年間の短い期間だったが、すごく充実した結婚生活だった。 この月記を見ている奇特な読者は驚かれるかも知れない。 先月まで一緒に演劇を観たりと仲が良かった二人が、急に離婚?! そうなのだ、2ヶ月ほど前はオレも正直こうなるとは思っていなかった。 離婚を切り出したのは妻の方からだった。 オレが「もう少し夫婦らしい生活が出来ないか」リクエストをしたところ、 妻の口から本音が吐露され、離婚する意思がオレに伝えられたのだ。 妻はずいぶん前から離婚することは念頭にあったが、娘のことを考えてか、 二人の仲が悪くなかったこともあってか、ずいぶん悩んでいたらしい。 離婚の方向が決まってから、オレも色々とネットで調べてみた。 とある心理メンタリスト曰く、妻のようなタイプは結婚に向かないらしい。 どんなタイプか、一言でいうと「対人トラブルが苦手な人」とのこと。 確かに妻は口論や言い争いが苦手で、すぐに「一人になりたい」と言って 自分の部屋に閉じこもったり、一度受けた心のダメージを「一生忘れない」 と言って数ヶ月たっても忘れようとしなかったりするタイプの人間で、 そういうタイプは結婚すると次第に幸福度が下がっていき、最後は離婚 することになってしまうらしい。妻はまさにこのタイプだと思った。 これはオレの推測だが、妻の「完璧主義&潔癖症」や「極度の心配性」の 特徴から見て「アスペルガー症候群(ASD)」ではないかと考えている。 これは、妻のご両親も認識しているようで、ずいぶんとオレとの離婚に 反対してくれたのだが、離婚が決まってからはオレに妻の性格的な問題を ひたすら謝って下さった。逆にこれには本当に申し訳ないと思った。 ただ、ご両親とは良き理解者として、また、犬を預けていることもあり、 これからも末永く、山梨に出向いてお付き合いを続けることになった。 そして、妻は経済的なメリットと、これからの心のストレスを 天秤にかけた結果、オレと離婚する道を選んだと言うことだ。 オレはというと、ご存じの通り(笑)、「超」がつく楽観主義者なので、 多少考え方や受取方が違っていても「何とかやっていける」と思っていたので 最初に離婚を口にされた時は正直戸惑ったが、今は心の整理もついている。 互いに仲良くは振る舞っているが、心の底では繋がっていなかったのだ。 それに、経済的な面でも離婚せざるを得ないと考えるようになった。 先月、とある知り合いの保険屋に今後の人生をシミュレーションして 貰ったのだが、オレは70代で今の家を売却しなければならないらしい。 オレもそれなりの年収を稼いでいると思っていたが、定年までが短いのと、 妻に渡している生活費や娘の教育費が掛かりすぎていることが要因だった。 しかし、結婚して半年ほどで光熱費やカード会社からの督促状が届くように なったので、よくよく調べてみると、どうも妻は生活費の口座から余った 余剰金の殆どを自分の口座に移していたようなのだ。それが大きかった。 まあ、こんなことにはなってしまったが、不思議とオレの心は爽快だ。 その理由は色々あるが、一番は「妻と仲良く別れられた」ことだ。 さて、明日からはオレもまた自由だ。とりあえず、婚活から始めるか。
アラジン 2021.02.13(sat) 妻の誕生月ということもあり、劇団四季の「アラジン」を観に行った。 コロナ渦ではあるが、座席数を減らして一応やっているようだ。 妻は、映画ではディズニー作品は良く観ていたようなのだが、 ミュージカルには来たことがないらしく、オレも毎回感動するので、 以前から妻にも一度観せてあげたいと思っていた。 オレとしては今まで観たことがない「ロボット・イン・ザ・ガーデン」 を観たかったのだが、そこは妻の誕生日とうこともあるので、 妻のセレクションに任せたところ、「アラジン」になった。 あとで分かったのだが、「ロボット・イン・ザ・ガーデン」は 開演前、主要キャストが病欠で開演中止になってしまったとか。 やはり人生、妻の言うことは聞いておいた方がイイらしい。。 で、「アラジン」なのだが、実は前に観たことがあった作品なのだが、主演 のジーニー役がめちゃ面白い人なので、もう一度観たいと思っていた作品だ。 ただ、そのジーニー役も数名いるらしく、オレが面白いと思っていた人は、 やはり座長というか、四季の出演者一覧の中でもトップに載っている ような有名人だった。で、今回もジーニー役はその人だった。 ストーリーはある程度覚えていたので、そこに驚きはないのだが、やはり ジーニーの機転の利いたユーモアが楽しいのと、どのパートにおいても その音楽性の高さと迫力、そして舞台演出には圧倒されるものがあった。 何度も同じ作品を観に来る人がいるらしいが、それも理解出来る。 時々、横目で妻の表情を観察していたのだが、すごく感銘を 受けているように見えた。連れてきて本当に良かったと思う。
共働き? 2021.01.20(wed) 今回の年末年始はカレンダー都合で6日間と短かったが、 代休やら年休やらうまく休みを入れて10連休に出来た。 特に後半は、初めて妻と一緒に実家で迎える正月になった。 今度の妻(^_^;)は、そういった社会常識にすごく理解がある人間で、 いちいち説得しなくても当たり前のように夫の実家に帰省してくれる。 その点は本当に助かるのだが、余り長居することは気疲れするのか、 前後の移動日(東京〜兵庫)を除けば正味5日間の滞在であった(十分か)。 正月ボケもそこそこに普段の生活に戻りつつある中、 今日から、なんと妻が働きに出ることになった。 なんでも、知り合いの税理士さんの元で働きたいという。 いや、別にオレが彼女に働きに出ろと言った訳ではない。 特に経済的に困窮しているとは思っていなかったのだが、 FP(Financial Planner)の資格を持つ彼女としては、山梨で私立に通う 11歳の娘や、将来出来るかも知れない子供を育て上げるには、オレの 年齢を考えると今の経済力では十分ではない、と考えているようだ。 数字が苦手かつ超楽観的なオレとしては、何とも頼もしい限りである。 相談された時、妻が働くなんてことをオレは全く想定していなかった ので、正直なところ少々戸惑ったが、経済的な理由よりも、やはり 一日中家に閉じこもって社会から隔離された生活を送るより、 少しでも社会との接点を持った方が彼女の内面にとっては良い だろうし、夫婦間の会話も増えるのではないかと思い賛成した。 今日は緊張もあったのか、疲れ切った顔で帰ってきた。 そりゃそうだ、もう会社勤めを辞めて何年も経つのだろうし、 フルタイムではないとはいえ、暫く慣れるまでは大変だろう。 リモートワークするオレは家で妻の帰りを待つ、 これからはこんな生活になりそうだ。


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