戦争について


しょうがない。

2007.07.06(Fri)

正確には、「しようがない」「仕様が無い」つまり 
どうしようにも手だてがないことを言うらしいが、 
この度の前防衛大臣の発言こそ、どうにも弁解しようがない。 

「戦争を早く終わらせるためには、原爆投下は仕方がなかった」 

そう言いたいのだろうが、逆に言えば、 

「戦争を早く終わらせることが出来るなら、原爆も使ってイイ」 

と言い換えることも出来る。 
それが許されるのなら、長期化・泥沼化しているイラク戦争でも 
さっさと使えばいいじゃないか。 

アメリカは、人類史上唯一、非戦闘員に対して原子爆弾を 
投下することによって大量虐殺を行った国だ。 

これは、ナチスドイツが行ったホロコーストか、それ以上の 
戦争犯罪として糾弾されなければならないはずだ。 

実際にあったかどうかも怪しい「南京大虐殺」なんかと比べて、 
明らかな事実であり、極東軍事裁判でパール判事が指摘したにも 
かかわらず言論封殺されたように、アメリカにとっては
消したく ても消せない歴史的な事実なのだ。 

「アメリカ人の深層心理には記憶から消し去りたい欲望がある」 

日本人は決して忘れてはならない。 
ましてや、「しょうがない」なんて発言は問題外だ。 
ゴミのように焼かれて死んでいった人達に対して 
なんとお詫びしたら良いのだろうか。 


アメリカの真意 2003.04.07(Mon) 先日、アメリカ国防省長官は「フセインを倒すことが勝利条件ではない」とか、 「大量破壊兵器はアメリカだけでは見つけられない」などというような泣く子も 呆れるようなコメントを発表してたけど、「やっぱり」というか、これは全く私 の予想通りの展開です。                          以前にも掲示板でコメントしたけど、アメリカは絶対にビンラディンを殺さない。 それは、この戦争を一番喜んでいるのは誰かを考えれば、すぐに分かること。  その連中とラディンは裏で間接的に繋がっていると考えれば、全て辻褄が合う。 まあ殺されるとすれば、アメリカが彼らを必要ないと判断した時でしょうな。  しかも、今までの歴史を振り返れば分かるように、アメリカのやり方は必ず裁判 という形で、かつ、アメリカを正当化した形で殺すんでしょう。        一部(全部?)の報道では「アメリカの真意は石油だ、宗教だ、イデオロギーだ」 なんて分かったような顔してアメリカの思うツボ的な情報を垂れ流してるけど、 そんな一般素人でも分かりそうな情報が真意なワケがない。それらは、何かを  隠すための意図的なダミー情報だと考えるのが自然。             それにしても、軍事的に対抗しうる敵(国家)がいなくなると、国家というモノは こうも増長してしまうモノなのか。                     今回のイラク戦争では、アメリカは何かと幼稚な理由を付けて無理やり武力行使 に持ち込んだけど、それって、嘗て第二次大戦でナチスドイツがオーストリアや チェコ、ポーランドを無血併合&軍事占領した時の言い訳と大して変わらない。 まったく、最近のアメリカ保守派のコメントには寒気すら感じてしまう。    さてさて、アメリカ様々はイラクに自由を与えてくれたらしいけど、アフガンの ような惨状にならないことを切に祈りたいものです。            
ぱうえる演説 2003.02.06(Thu) 「イラクは大量破壊兵器を持っていないことを証明しろ」 アメリカは当たり前のようにこんなこと言ってるけど、 「無いものを証明する義務」ってあるのだろーか。 裁判でも無いものを証明する必要は無いはず。 罪を立証するのは物証とそれに変わる状況証拠だけ。 だいたい、「無いことの証明」ってどうすればいいの!? アメリカこそ大量破壊兵器を持っていない証明をしてみろっての。 それにしても、あんなモノが証拠になるのだろうか。 イラク軍将校の通信傍受だって本物かどうか怪しい。 衛星写真だって、そんなに緻密に撮影できるんなら、 なんで生物化学兵器の一つも見つけられないのか。 あんな幼稚なしかも偽造可能な状況証拠だけで 世界を説得できると思っているところが甘過ぎ。 だいたい、戦争をビジネスにしているところが至極アメリカ的。 イラクも北朝鮮もアメリカにとっては大事なお客様、お得意様なんだよね。 だから、絶対に顧客の社長は殺さない。 ビンラディン、金正日、彼らが絶対殺されないことを 私とアメリカ軍需産業が保証する。 しかし、今の日本はアメリカにべったりするほか生きていく道はない、 悲しい国なんだよなぁー。。。T_T
テロと戦争 2002.02.03(Sun) 昨年の9月11日、アメリカ/ニューヨークの貿易センタービルに民間の航空機が激突、多くの死傷者が出たの は記憶に新しいところだと思います。この事件、いつの間にか「同時多発テロ」という名前が付き、アメリカは これに対して「報復戦争」を行うことを明言しました。この時、アメリカは「テロ」と「戦争」をしきりに区別 し、明確に定義しようとしていました。つまりアメリカは「テロ=民間人を対象とした攻撃」、「戦争=戦闘員 のみを対象とした攻撃」と定義し、自国が行う戦争が正義である事をアピールしようとしたのです。しかし、そ れって何か間違っているような気がしませんか? はたして、民間人を対象とする攻撃か否かで正義か悪かが決 まるのでしょうか。もし、アメリカが言う「アルカイダ」という組織が実在し、彼らがこのテロをやったという のならば、それは彼らなりのやり方で戦争をやっているわけで、戦争だテロだなんて区別していないハズです。 彼らはアメリカのように高価な爆撃機やミサイルなどを持ちませんから、戦争の手段として民間機を使い、民間 のビルに突撃しましたが、敵はあくまでアメリカという国家なのだと思います。つまり、どちらの国も「相手に 痛い思いをさせる」という意味では心理的にやっていることは同じなのです。                そう、戦争は殺し合いであり、正義も悪もないのです。                          戦争が政治の一手段である以上、双方に最小限の損害で目的を達成するためにルール(国際法)がある、という考 え方があります。確かにそういう一面も否定はできませんが、私は現実はそうではなく、ルールは戦争を正当化 するために存在するのだと思います。スポーツはルールがあるから面白いですが、戦争も同じなのでしょうか? 戦争は国家の存亡をかけた殺し合いです。窮地に立たされた国は間違いなくルールなんか無視して、死にものぐ るいで挑んできます。アメリカが恐れているのも、ソコなんですよね。アメリカは自国の軍事力で守りきれない 部分(テロや化学兵器)を恐れているわけです。だからルールなんかを作って大義名分のもとで戦争を他国にまで やらせようとするわけです。そして、ルールを守らない国は犯罪国家であり、アメリカは正義の国でいられるわ けです。「法は力なり」と言われますが、現実的には「力は法なり」なのでしょう。あるいは「正義」がアメリ カに私物化されてしまっているような気がします。                            ところで、ご存じの方も多いと思いますが、このテロはアメリカ、もっと言えば、アメリカ内部に巣食う連中の 「内部犯行」であったことが、大方間違いないとされています(もちろん、巷のメディアでは間違っても報道さ れませんが)。まず、誰でもおかしいと思うのは、航空機がビルに突っ込んだくらいで、あんな近代的な鉄筋コ ンクリート製のビルが崩壊しますか!? 私はナマでその映像を見ていましたが、正直「?」だらけでした。  しかも、崩壊したあとにはコンクリートは欠片ですら存在せず、全て目に見えないほどの粉塵になってしまった といいます。これが有り得ないことだということは素人が見ても明らかです。おそらく、まだ開発途上とされて いる「純粋水爆」が使われたのではないかと言われています。これは、放射能を出さない核兵器です。ただし、 爆発後、しばらくは中性子線が放出されるため、あの現場にいた人間の多くは癌で死ぬか、今も重い病気に悩ま されているようです。                                         さて、ではアメリカはなぜ自作自演までして自国のビルを倒壊させるようなことをやったのでしょう?     私は単純に「戦争をするため」だったのではないかと思っています。つまりアメリカの経済を軍需産業を中心に 押し上げることが目的だったのです。他にも、石油利権だとか、ドル防衛だとか、様々な理由は考えられます。 しかし、これまでの歴史を見ても、戦争をして「誰が儲かるか」を考えれば、必ず戦争を仕掛ける連中がそこに は居るはずなのです。                                         湾岸戦争の時のフセインもそうでしたが、ビン・ラディン氏はいまだに行方不明です。おそらく、今後も捕まる ことはないような気がします。一方ではアメリカの来年度国防費予算が15%も増額されるようです。アメリカ の軍需産業界とビン・ラディン氏、どうも裏の組織で繋がっているような気がしませんか?         
原爆と天皇 2001.09.08(Sat) 今日はサンフランシスコ講和条約が締結されてから50年目だそうです. 相変わらず日本の「害」務省はお詫び声明ばかり出しているようですが・・・ ところで、なぜアメリカは戦争責任者である天皇を裁かなかったか、その理由の一つとして、 日本に原爆を落としたかったから(実験とソ連への威嚇のために)、という事実があります. 終戦直前、アメリカは原爆が完成する瀬戸際で、その前に日本に降伏して欲しくなかった. だからポツダム宣言でも、あえて天皇に関する条項を入れずに日本との交渉を遅らせた. (日本政府は天皇を裁かないことを条件に降伏するつもりだったので) つまり、戦後、アメリカが天皇に対する戦争責任を追及していたら、当然日本政府は怒る だろうし、それこそ「世界一のウソつき国家」になっちゃいますからね.(笑) しかし、原爆を落としたことに対するアメリカの言い分って、いつも 「戦争を早く終わらせ、多くの人命を救うため」 って弁明するけど、これってどう考えてもおかしいと思いませんか? 日本を威嚇して降伏させるなら、なにも人口の密集した都市に落とさなくても(しかも2発も)、 日本近海に落とすだけでも充分に威嚇になるし、それで日本政府も降伏するはずです. 単にアメリカは、有色人種でサル同然の日本人を使って「原爆の性能実験」をしたかった だけなんですよね.白人国家であるドイツに対しては絶対に落とさなかったと思う. 多くの人命を救う? 冗談でしょ、「多くの日本人を殺し、アメリカ人を救う」の間違いです! アメリカは世界で唯一、人間に対して原爆を使った国として、未来永劫、恥じるべきだと思いますね. 今はそうではなくても、きっと将来「とんでもないことをした」と猛省する時代が来るはずです. 日本政府も隣国から言われているばかりではなく、もっとアメリカに対して強く言うべきです. ましてや、毎年この時期になると、戦時中に日本企業に強制労働させられたから賠償しろなどと、 ヤクザみたいなことを言ってくるエセ被害者になんかに謝罪するなんて言語道断です. たかる前に、先の大戦でやった非人間的大虐殺に対して謝罪するのがスジというものでしょう.
靖国問題 2001.08.06(Mon) 小泉首相は悩んでいるフリして絶対参拝するつもりでしょうね、おそらく. 「熟慮した上で参拝する.」吾輩もこの選択がベストのような気がします. 中国などが問題にしているのは、政教分離の問題よりもA級戦犯の合祀問題 なのでしょうが、吾輩はA級戦犯も日本にとっては日本のために闘った英霊 であり、他の戦没者達と区別するのは人道上、間違っていると思いますね. 例えば、いま大河ドラマで出てくるクビライカーンもモンゴルにとって英雄 であっても、日本では憎むべき敵.豊臣秀吉や伊藤博文も、韓国にとっては 侵略者でしかありません.そんな例は世界中いくらでもあります.     しかし、これを国の英霊として祀ることを他国から抗議されることは、明ら かに内政干渉であり、ましてやこの外圧によって首相の意志決定が曲げられ ることは、独立国家としての尊厳を損ない、国民の自国に対する誇りを著し く害するものであると思いますね.                   結局、中国など一部の反日国は、日本を永久的な犯罪国家として位置づけ、 永久的に外交カードとして持っていたいだけなのだと思います.つまり、中 国・韓国にとって靖国の問題は「日本政府が自国を永久犯罪国家として認識 しているかどうかのリトマス試験紙」でしかないのでしょう.もちろん、日 本政府もバカじゃないから、特に中国がそんな国であることは承知で、なん とか自国の利益と尊厳を守りながらODAなんかも減らしていきたい、とい うのが本音なんでしょうね.先の戦争犯罪についての賠償問題にしても、既 にサンフランシスコ講和条約、日中国交正常化で解決済みだし、日本が永久 的にこれらの国に対して謝り続ける義務なんてどこにもないと思いますね. ドイツだってホロコーストについては人道的な犯罪として全面的に謝罪して ますが、戦争犯罪については一切謝罪も賠償もしてませんし...     教科書問題はまだ続くのでしょうが、つい最近までは韓国では熱狂的に反日 感情が高まっているような報道がありました.しかし、実は映像で見られる ほどは盛り上がっていなかったとか.一部の反日派が大袈裟にやっているだ けみたいですね.その証拠に、教科書問題で修正が不可能だと悟ると、すぐ に反日緩和.熱狂的な反日運動もピタリと無くなる.反日政策が自国の首を 絞めることになることくらい事前に分かりそうなものすけどね.それが韓国 の対日政策なんです.しかし、実際に韓国には反日派が多いのも事実です. 当時、韓国も台湾も同じように日本の植民地でしたが、なぜ韓国では反日派 が多く、台湾では親日派が多いのか.それは、各政府の国民に対する政策を 見れば、自ずと答えは見えてきます.                 
北と南 2000.06.13(Tue) 今回の韓国と北朝鮮の会談は両者結びつきの第一歩と思いたいのですが、 ドイツの時のようにうまくいくのでしょうか.旧東ドイツは社会主義国で したが、いわばソ連の傀儡国家のようなもので、強大な実権を持った人物 が国を支配していたとは言えません.従って、ソ連邦が崩壊するのと時を 同じくしてベルリンの壁も壊れていきました.しかし、北朝鮮はちょっと 事情が異なります.あれだけ強大な権力を持った指導者が、全く正反対の イデオロギーに少しでも屈するとはとても思えません.だとすれば、今回 の南北会談は北側に謀略の意図が多く含まれていると考えるのが自然であ り、残念ながら、そう簡単には南北が統一されることはないのでしょう.
特攻の意味 1998.10.27(Tue) 小林よしのりの「戦争論」に特攻についての記述があります.             氏によると、「特攻」は愛国心から生まれる「個」を越えた行為とありますが、「特攻」 に限らず、通常の戦闘だって愛国心は同じだと思いますね.つまり、特攻機で死んだ人も 流れ弾に当たって死んだ人も愛国心の重さは同じだと思うのです.ただ、「特攻が無駄死 にだった」と言っているのは、その人道性と戦術性の無さからそう言われるのでしょう. 当時の米軍は兵員の推定死亡率が50%を越える作戦は許可しなかったといいます.それ に比べて旧日本軍の「特攻作戦」は戦術的に見ても明らかに自殺行為でしかありません. 「後世に伝えるメッセージ」は、他の戦歴を見ても十分に後生の我々に伝わってきます. 「無駄死に」することが民族の誇りを守ることだとは思えません.          
可哀想な国 1997.11.03(Mon) 確かにドイツには「悪役」というイメージが強いです.これはドイツの始めた戦争が明らかに 「侵略戦争」であったことと、ユダヤ人に対して行った行為等によるものでしょう.しかし、 当時の当のドイツ国民は、自分たちがまさか「悪役」だとは誰も思わなかったでしょうねえ. とにかく「勝てば官軍」な訳で、もしドイツが勝っていれば米国、英国、ソ連なんかが悪役に なっていたでしょう.しかし、ナチス・ドイツの「ハーケンクロイツ」なんてのはどう見ても 悪役のマークですよね.中には戦車にどくろマークをつけていたのもいるし...実は悪役を 自覚していたのかもしれないですね.それともドイツの厳格なる国民性なのか...分かりま せん.ただ、日本の場合はドイツと違って欧米の圧力から戦争をせざるを得ない状態になった わけで、ドイツとは戦争理由が全く違っている点では「悪役」としてしまうのはどうも忍びな いですね.「南京大虐殺」なんかにしてもどうやら無実らしく、何かの事件を大袈裟に言って いるだけみたいだし.まあ、日本は今も昔も非難の的にされやすい可哀想な国です.アジアの もっと言えば黄色人種の独立を助けたのは、まぎれもなく我が「日本国」なのに...(;_;)


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