製作記録 PanzerIV ausf.E編
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#01
'01.05.28
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久しぶりに復活しましたワンショットです.今回はイタレリのキットを改造して4号E型を作ってみます.改造といっても使うのはもちろんレジンキットです.オークションで落としたMBモデルのコンバージョンキットを使います.あと、アベールのエッチングとフォルディルビオの砲身、カステンの履帯を使います.さて、どんな風に仕上がるか(てゆーか、いつ頃できるか)、乞うご期待!
【使用パーツ】レジンパーツ/MBモデルズ、エッチングパーツ/アベール、金属砲身/ジョルディ・ルビオ、履帯/カステン


#02
'01.06.06
pz4e-01
まずはやっかいそうなアベールのフェンダー工作からチマチマやることにします.一番困るのは写真のような細いパーツのセンター曲げ.「マジかよ〜」などと文句を言いつつ、吾輩はこのような原始的な方法で対処しております.本来なら万力があればラクショーなのでしょうが、吾輩くらいになると純金の延棒を使うのである(ホントは真鍮).


#03
'01.06.17
pz4e-01
さて、これは何でしょう? あたりです.後部装甲板です.これを仕上げるだけでずいぶん時間がかかったしまいました.アベールをまじめに使うとホント大変です.地獄のエッチングロードが始まったって感じです.しかし、とりあえず一段落した今は、久しぶりに清々しい気分です.てゆーか、もう終わった気分です.(笑)


#04
'01.06.25
pz4e-01
車体下部に前回作った後部装甲とフェンダー、転輪などを付けました.アベールのエッチングは可動部分が多いので面白いです.この後部フェンダーも可動します.困ったのはレジン製の車体上部が後部装甲板と合いが悪く、結局、イタレリのパーツを流用(?)するために真ん中辺りで切断、合体しました.手術やってる気分です.また、起動輪はカステンのホワイトメタル製ですが、これはD型用です.実はE型から起動輪の形状が若干変わっているのですが、この方がモールドが断然良いのでこっちを使いました.D〜E型過渡期の車輌ってことで勘弁して下さい ^_^;.でも、E型の特徴でもある車体側面の増加装甲板がなかなか無骨でイーでしょ? ところで、イタレリの4号ってサスが可動するんですね、知らなかった.


#05
'01.07.05
pz4e-01
エッチングパーツをチマチマ付けております.キリがないのでこの辺で途中経過報告です.エッチングパーツはE型用ってのがなかったので、D型用とF型用を見比べながら使ってます.後ろに写ってるアハトゥンク・パッンツァーを資料として見ておりますが、見れば見るほど作業が進まなくなりますね.例えば、エンジングリル、E型ってまだD型から変わってなくて写真のようなルーバーが付いているんだって.でも、文句も言わず、プラバンで直しました.エライでしょ.


#06
'01.07.16
pz4e-01
やっとフェンダー上のエッチングパーツ取り付けが終わりました.これだけでも1日に1〜2時間やって2週間ほどかかっております.特にクランプ類がしんどい.小人になりたくなります.接着はすべて瞬間接着剤を使ってますが、出しすぎて真っ白になっているところがあって、かっこ悪いです.そうそう、イタレリの装備品はかなり出来が悪いので、ほとんどをタミヤの装備品セットに換えております.しかし、こうやって苦労しながら作っていると、ドイツ戦車の生産性の悪さが良く分かりますね.まあ、そのぶん兵器と人間を大事にしたということでしょうが.


#07
'01.07.21
pz4e-01
砲塔を載っけました.レジンのムクなので特に改造はしてませんが、主砲駐退器カバーがツルツル状態だったので、溝を入れたりネジを付けたりしてます.これでエッチングパーツの取り付けはほぼ終わりです.今回も使える部分にはなるべくエッチングを使ってみましたが、効果的なのはフェンダーや発煙筒ラック、主砲のアンテナよけなどでしょうか.それ以外については必ずしも使う必要はないパーツも結構あります.エンジングリルの改造なんかにしても塗装後は「言わなきゃ気づかない改造」になるんでしょうね.「効果的なディテールアップだ重要だ」ということが、今更ながら気づかされるのでした.


#08
'01.08.06
pz4e-01
サフ前、最後のワンショットです.まあ、娘を嫁に出す心境ですな(笑).前回からあまり進んでいませんが、細かいディテールアップを少々やってます.牽引ホールドのチェーン、減速機カバーのボルト、タグロープなどです.タグロープはT-CRAFTのナイロンワイヤーを使ってます.これは毛羽立ちやホツレもなく、また自由な形状に表現できるので、ワイヤロープとしてはベストかもしれません.しかし、今回は穴があくほど資料を見ました.4号などメジャーな戦車はヘタに詳しい資料があるので、工作が大変ですね.まったく、勉強になります(笑).


#09
'01.08.19
pz4e-01
お盆前にサフ吹きしておきました.しかも今回はズーっと寄ってみました.よく見ると、ちゃんとサフしたつもりなのに凹部に塗装膜が薄いところがあります.これ、何とかならないですかねー.なるべく凹部から吹くようにはしているのですが・・・.良い方法があれば、教えて下さい.しかし、レジンのモールドはこうやってみるとイイですねー.溶接跡とか特にすばらしいっす.


#10
'01.08.26
pz4e-01
例によってアクリルの黒(少しだけダークブラウンを入れてます)で満遍なく下地塗装した後、本塗装をしているところです.本塗装色には同じくアクリルのデザートイエローとダークイエローを50%づつと若干の黒を混ぜてみました.そうです、悩んだあげく、アフリカ戦線仕様にしちゃいました.理由は「やりたかった」だけ.資料によるとアフリカに送られたE型は数輌だけだったようで、そのためか写真が非常に少ない.マーキングが悩ましいです.


#11
'01.09.03
pz4e-01
この4号E型アフリカ仕様は、敵に自軍の規模を悟られないようにするためか、「4」とだけマーキングされた車輌が多かったようです.今回はシジ・レゼグ戦で放棄された車輌を参考にマーキングしてみました.とは言っても、写真から確認できるのはターレットナンバーくらいです.椰子の木マークは想像で入れてみました.今回のマーキングは3種類の方法を使ってます.まず、ターレットナンバーはグンゼから昨年発売されたばかりのマスキングフィルムで輪郭を吹き付け、中を筆塗りしています.この方法だと形がしっかり決まります(ちょっと光ってますが、これはあとで艶消しスプレーで直せます).椰子の木マークはファインモールドのステンシル、ハーケンクロイツはドライデカールです.意地でもウェットデカールは使わないのでした.(笑)


#12
'01.09.09
pz4e-01
さてさて、いよいよ完成が近づいて参りました.今回は砂漠仕様ということで、なんとなくウォッシングはしないつもりです.写真は装備品の塗装後、ドライブラシを行ったところです.装備品はタミヤのエナメルまたはハンブロールを使っています.ドライブラシはいつもどーりの2段階です.排気管は下地に焦げ茶色のパステル粉をアクリル溶剤で溶いたものを塗布し、上から錆色のパステルをまぶしています.この方法が一番ラクですね.


#13
'01.10.23
pz4e-01
いろいろ忙しくて更新できませんでしたが、やっと完成しました.やはり履帯って時間がかかります.組立から塗装、汚しまで結局車体と同じ工程が必要ですからね.車体の汚しは砂漠ということで、砂っぽい色のパステルを使用したのと、あとは錆ですね.オレンジを最初に、そのあと黒に近い錆色で、角張った箇所に錆を表現しています(アフリカ戦線って海に近いから、放置しておくと錆がひどかったと思うんですよね).さてどうでしょう、砂漠用戦車っぽく見えますか?


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