製作記録 MATILDA-1編
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#01
'02.06.26
matilda
好きな人は非常に好きなマチルダ1です。北アフリカでドイツ軍を苦しめた、あのマチルダ2ではありません。歩兵戦車ということで、いちおー系統的に繋がっているようです。それにしても、機関銃だけとは貧弱な武装です。それでも前面装甲は60mmもあるんですよね。そのアンバランスがちょー萌え萌えです(意味不明)。ところで、キットは定評あるアキュリートアーマー。写真でご覧いただけるように、レジンのほか、メタル、エッチングの豪華な内容になっております。履帯はレジン製のものが付属しておりますが、あまりよろしくないので、T26用のカステンを使います。
【使用パーツ】SK-38 T-26 Light Tank (MODELKASTEN)


#02
'02.07.05
matilda
まずはこんな作業が待っておりました。写真はメタル製の転輪ですが、そのほとんどの接地面に大きなバリがあります。これは、そのままにしておくと完成度を下げてしまうので、頑張って取るしかありません。私はいつも、粗めの紙ヤスリで接地面の平滑化を行ってます。そういえば、リューターを使った方が楽かもしれませんね。作業が終わってから気がつきました。(笑)


#03
'02.07.17
matilda
サスペンション関係を取り付けて上から眺めてみました。こうやってみるとガタガタですね。歯並びワルーって感じです。アイドラーなんて落っこちそうです(って、実は接着してないだけですけど)。この程度までならインジェクションだとアッという間の作業ですが、メタル&レジンはバリ取りと組み立てが超しんどいです。起動輪なんてほとんど目が埋まっていて、彫刻するのと変わらん作業でした。-_-;


#04
'02.08.12
matilda
細かい装飾品をゴチャゴチャくっつけております。写真は左側の前照灯周りです。相変わらず瞬間接着剤で悪戦苦闘した跡が分かると思います。今回、前照灯はアクセントとして目立ちそうなので、ご覧のようにくりぬいて最後にレンズをかぶせる予定です。しばらくは、こんなゴチャゴチャ作業が続きそうです。


#05
'02.08.27
matilda
車体のパーツを全て付け終わったところです。小さいですが、車体はレジンのムク、足回りはメタル製なのでズッシリ重いです。これもレジンキットの魅力かもしれません。ところで、エンジン上部の金網も調子こいて付けちゃいましたが、あとで内部まで塗装出来たっけかなー。。。


#06
'02.09.11
matilda
砲塔のっけて履帯を装着しました。T26用の履帯ですが、この頃のビッカース系車輌はだいたいこの履帯が合うのではないでしょうか。それにしてもカステンは組み立てが大変です。組むだけで丸一日かかってしまいました。まあ、その分リアリティーもあるわけですが。そういえば、私が戦車模型にハマったのも、このリアリティあふれる履帯キットを発見した時からでした。あーん、罪なカステンくん。(笑)


#07
'02.10.13
matilda
ちょっと間があいてしまいました。メタルプライマーとサーフェイサーを吹き付けました。心配していたエンジングリル内部への吹き付けは問題なくできているようです。でもよく見ると、レジン特有の気泡跡があるじゃないですか。くそー、しかたがない、今日のところは「機銃で撃たれた」ってことで勘弁してやろう。(笑)


#08
'02.10.20
matilda
写真に写っている本によるとマチルダ1の塗装はカーキグリーンベースにダークグリーンの帯状迷彩だそうです。この本、なかなか素晴らしくて、カラーのイラストも掲載されているので塗装の参考としてよく利用しております。そうそう、いつもの事ながら、ベース塗装の前にフラットブラックを全体にくまなく吹き付けております。


#09
'02.11.05
matilda
ウォッシングまで進めました。まず、ベース塗装2回目として1回目のベース色にホワイトを多く混ぜた物を吹き付けてます(アクリル)。迷彩色はオリーブグリーンをベースにFブルーとFイエローを少々、ダークグリーンを若干加えてます(アクリル)。本の説明には迷彩色はダークグリーンとあったのですが、タミヤのダークグリーンってかなりグレーに近くてイマイチなので、写真を見ながら調合しました。ここまでは良かったのですが、今回はウォッシングが少々きつすぎました。もう少し薄めるべきでした。あとの祭り状態です ^_^;。ちなみに車体前部上側にある黄緑色の塗装は「毒ガス検知用」だそうで、毒ガスに触れると変色するそうです。なるほど、一次大戦の名残ですかね。


#10
'02.11.18
matilda
ドライブラシと足回りの汚しを行いました。前回、ウォッシングで少し暗くなりすぎたので、エッジ部分だけではなく、フラット部分にも軽くドライブラシをかけてます。すると、写真ではわかりにくいですが、装甲の冷たい感じが出てきました。暗いウォッシングとの意外な相乗効果でした(喜)。足回りの泥汚れは、例によってパステル+アクリル溶剤であらかじめ凸凹を表現しておきます。


#11
'02.12.02
matilda
そろそろ年の瀬の雰囲気が漂ってきました。やばいです(なにが)。ある程度ドライブラシが済んだところで、マーキングを行います。今回はご覧のように久しぶりにウェットデカールも使いました。ウェットデカールで一番イヤなのは、「いかにも貼りました」という感じの立体感と、違和感の残るツヤでしょうか。後者はあとで再ウォッシングや艶消しクリアを吹き付けることで解決しますが、立体感の問題は結構難しい。もちろん、できるだけ縁はナイフで切り取ってマーキングソフタも塗布するわけですが、あえてマーキングに微少な傷を与えてやることで、多少はマシになる、かな?


#12
'02.12.16
matilda
マーキングのあと、またウェザリングの作業に戻ります。このへんからは仕上がりにモロ影響してくるので、手を抜かずに行いたいところです。エッジ部分へのドライブラシですが、なんとなくイマイチかなと思うところもあって、最近はさらにその上からサビのウェザリングを行ってます。ただ、エッジ部分の明るいウェザリングと効果が干渉してしまうので、なるべく薄く満遍なく錆色を塗布するようにしています(ほとんどドライブラシに近いかも)。ただ、実車を見ても分かるように、あまり派手なサビはかえって白々しくなるので、なるべく微細なサビをたくさん施すのが理想ですね(よく見ないと分からないくらいが良いかも)。


#13
'03.01.13
matilda
細かい修正が残ってますが、とりあえず完成しました。いつも言ってますが、戦車は履帯を履かせるとシマリますね。何となく戦車に取り憑かれた理由が、実はその辺にあるような気がしています。で、その足回りですが、前回ちょっと明るすぎたので、再度パステルを塗布して履帯の色調と合わせています。しかし、何だかんだで半年もかかってしまった。当然、ストックは不良債権と化しております。


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