#02 '99.06.21 |
説明書によると「タミヤの車体船底の上部コーナーをノーズ及び上部構造にフィットするように削れ」とあります.簡単に書いてくれてますが、これが結構大変でした.船底上部のカットは難しくありませんでしたが、ノーズの幅が船底の幅より2mmも短く、そのままでは段差が出来てしまうため船底先端部を削る必要がありました.なるべく滑らかに削りましたが、どうしても船底先端の肉厚が薄くなり、隙間が出来てしまったのでエポキシパテで埋めています.そのほかの隙間は通常のラッカーパテで埋め、ペーパー処理しています.何故このような寸法のズレがあったのかは不明です.レジンが縮んだのでしょうか? イカじゃあるまいし...-_-;
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#03 '99.06.25 |
車体上部構造と下部船底を合わせ、その他の細かい部品を接着しました.極上タミヤと凶悪レジンの共演です(そこまでゆーか笑).上下の合いは悪くはありませんでしたが、やはり上部構造の後部の幅がレジンの方が約2mm短いようなので、後面両端を1mmずつ削ってボルトの位置を内側に寄せました.また、後部の排気ユニットはヤスリで削って凹ませてみましたが、ちょっと白々しいかもしれませんね.そのほか、サス構造部などのパーティングラインは全て紙ヤスリで消します.超面倒ですが、この辺の地道な作業が完成度につながると信じて狂信的にやってます.それにしてもタミヤのパーツは組みやすい.合わせ部などに絶対に間違えないような工夫がされていて、改めて感心してしまいます.
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#04 '99.07.03 |
砲身と転輪、車外装備品などを取り付けました(但し、転輪は塗装のことを考えてまだ接着していません).砲身は4号戦車用のアルミ製ですが、そのまま防盾に取り付けると長すぎるので切断する必要があります.長さはレジンキットに付属の砲身に合わせました.切断は金鋸を使用しましたが、これが結構大変で1時間くらいはかかったでしょうか.小型の旋盤でも欲しいところです.転輪は例によってパーティングラインを紙ヤスリ(#400-#2000)できれいに消します.しんどいところですが、2個貼り合わせた状態でやると早く終わります.車外装備品のほとんどはレジンキットに付属していましたが、中にはタミヤの方が出来が良い場合があったので、良い方を選んで取り付けました.必ずしもレジンのモールドの方が良いとは言えないようですね.
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#05 '99.07.12 |
車体とキャタピラにサーフェイサーを吹き付けたところです.キャタピラは久しぶりのカステンですが、私はいつも組み立てる前にサフと艶消し黒まで塗装してしまいます.また、写真のように箱などの裏に両面テープにて貼り付けた状態で塗装を行っています.こうしておくとスプレーやエアブラシの空気圧でも吹き飛びません.しかし、なにより今回大変だったのは、このキャタピラのランナーからの切り離しとバリ取りでした.写真のように1個のキャタピラは3本のランナーで支持されているわけですが、これをニッパーで切り離そうとすると、どのランナーから切ったとしても必ず残りの2つのランナーにテコの原理が働いてキャタピラの弱い部分にヒビが入ってしまいます.ですから、かなり慎重にニッパーを使う必要がありました.また、切った跡のバリも合計で約600箇所もあり、デザインナイフを持つ手がつりそうでした.もうちょっとユーザー想いの設計をして欲しいものです.ところで、サーフェイサーの色が車体上下で異なっていますが、同じグンゼでも容量によって(?)色が違うようです.
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#06 '99.07.14 |
今回はブラックとイエローの虎じま迷彩です.なーんて(笑).いつものように全体にフラットブラックを吹き付けた後からダークイエローを吹き付けているところです.この工程、実はフラットブラックの吹きつけが大変で、「どこから見ても塗り残し無し状態」にすることが重要です.特に塗料が届きにくそうな所は優先的に吹き付けますが、吹き付けすぎて塗膜が厚くならないようにするのがポイントです.ダークイエローは今回は2段階にしますが、写真のように広い面積を塗装するときは、まず周りを縁取ってから内側を塗装するようにしています.
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#07 '99.07.21 |
車体後部の車外装備品を筆塗りしています.ポイントは排気管の錆表現です.この部分は塗装がしてあっても熱で塗装が剥がれて錆びやすくなるため、普通は鉄錆色で塗装します.塗料はハンブロールの62番(赤茶色)と33番(艶消し黒)を使いますが、硬めの塗料をパレットに別々に取り、混ぜたりそのまま使ったりしながらわざとムラになるように塗ります.排気口周りを黒めに、バンド周りは錆びやすいと思われるので赤めに塗り込みます.多少塗料が乾いても筆でこねるように塗れば錆が浮き出たような感じにできます.しかし、今回は木製部がうまくいかなかった.クリアオレンジが濃すぎてテカテカになってしまった.-_-;
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#08 '99.07.26 |
車体のウォッシングとドライブラシを行いました.ウォッシングは太めの平筆で全体的に行いますが、筆塗りの境界が跡にならないように注意しながら慎重に行います.ふき取りは行いません.その後、一日乾燥させてからドライブラシを行います.今回は2段階の明度で行いましたが、後の明るいドライブラシでは筆を上から下へのみ動かしてハイライトを強調するといい感じになります.ところで、今まで車体を手に持った際にシェルツンのフックが再三にわたり折れては接着を繰り返していたのですが、ついにこれが創造主の怒りに触れ、「フック撤去の刑」に処されました.やはり模型道とは平常心が大事ですな.(笑)
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#09 '99.08.02 |
最終的なウェザリングを行う前にキャタピラを完成させました.前回までにバラバラの状態でサフ吹きまで終わっていたと思いますが、その後、一個一個エアブラシで艶消し黒(アクリル)を吹き付けています.ここで組み立てを行うわけですが、一度少な目に繋げてから車体にフィットさせて必要リンク数を確認してから組み立てます.ちなみに今回は片側98個でちょうど良いたるみになりました.組み立て後、さらに全体に濃いめのグレー(アクリル)をさっと吹き付け、続けて凸部に明るめのグレー(ハンブロール#92)でドライブラシ、その後、粉末状にしたパステル(#053,#144)を凹部に塗りつけています.そしてメタリックパウダーで凸部をドライブラシして、最後にトップコートを吹き付けてキャタピラの完成です.以上、簡単に述べましたが、ちょーしんどいです.-_-;
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#10 '99.08.06 |
予想通り(?)、ヘッツァーとのツーショットです.これで完成です.車体には最終仕上げとしてパステルによる雨跡表現(黒)、鉄錆び表現(焦げ茶)を加え、さらにエナメル(焦げ茶)で塗装剥げ錆び表現を施しています.雨跡は主に突起物や弾痕、穴部などから地面に垂直にパステルを擦り付けて表現します.鉄錆び用のパステルは筆にとって鉄部(ジャッキなど)に擦り付けた後、ブロアなどで軽く吹いてやればいい感じで残ります.剥げ錆びについてはあまりやりすぎると嘘っぽくなるので、角や端部を中心にチョンチョンとエナメル塗料を塗っていきます.それにしても4駆ってヘッツァーより車高が低いんですね.なかなか格好いいです.
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