製作記録 フンメル編
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#01
'98.01.20
hummel-01
ずいぶん前から最新情報に「フンメル製作中」なんて書いてありましたが、うそです.きのう始めました.別に〆切があるわけじゃないからいいんだもーん(~o~開き直り).ともあれ、今回は初のオープントップです.ちょっち、力が入ります.とは言っても砲身にメタルを使ったりして、ちゃっかり手を抜いちゃったりしてます.しかし、恐るべしエッチングパーツ! 細かすぎるぞ! 今回はにっくきエッチングを全部つけるよう頑張ります(3号の時はだいぶ余った).
【使用パーツ】エッチングパーツ:ショーモデリング(036,050)
       キャタピラ:モデルカステン(SK-18,SK-20)
       砲身:ジョルディ・ルビオ(TG-12)


#02
'98.01.25
hummel-02
とりあえず、下地塗装を行う前にある程度組立を行います(全部組み立てちゃうと塗装が難しくなります).今回は最初に宣誓した通り、出来るだけエッチングパーツによるディテールアップを心掛けるつもりですので、その辺りを中心に紹介していきます.写真は車体側面のエアインテイク部(上)と車体前部のハッチ(下)です.これらのエッチングパーツはカッターナイフで切り取り、瞬間接着剤で接着します.瞬間接着剤は速乾性で強力なので、私の場合はあらかじめ仮り組みした後で流し込むようにして接着しています.今回、フェンダー(中)はエッチングパーツには無かったので、キットのものを薄く削ることにしました(中左).


#03
'98.01.30
hummel-03
まだまだエッチングパーツの取り付けは続きます.とにかくこれが終わらないと何もできません.こればっかりは忍耐と精神力の世界です(でも、慣れてくると楽しくなります).特にボルト類なんかは直径1mm程度しかないので、万が一見失うと二度と見つかりません(たくさんありますが....).カッターで切り取る際は見失わないように十分注意しましょう.また、ドラゴンは切り取ったり、削ったりというキットの修正が多いことでも有名です(その分、互換性があるのですが....).このキットも例外ではなく、すでに何ヶ所か切除しています.ただし、プラスチックの材質は柔らかいため、比較的加工し易いでしょう.


#04
'98.02.09
hummel-04
まーだ、エッチングパーツの取付けやってます.私はハンダの技術がないので相変わらず瞬間接着剤を使ってます.この状態でおよそ2/3くらいの取付けが完了したと思います.あまり進んでいるように見えないのが悲しいところです.やはりエッチングパーツの取付をやっていると、元々のモールドのいい加減なところが結構目に付くようになります.一度、気になり出したらやめられない止まらない状態です(B型なの).お陰でカッターナイフの先がボロボロです.もっと硬いナイフ、買ってこよーっと!(この御時勢では売ってくんなかったりして....).


#05
'98.02.24
hummel-05
すいません、まだやってます、エッチングパーツ(^^;).本体への取り付けはほぼ終了しましたので、今回は砲弾ラックと砲弾ケースを作ってみました.金属を切ったり折ったり、「カナモデル」とでも呼びましょうか、もうほとんどこれはプラモデルと呼べるものではありません.しかし、砲弾下面の刻印やフック類はさすがです、エッチングパーツの実力発揮といったところでしょうか.さて、いよいよ次は車体&砲架の組み立てに入ります.


#06
'98.03.04
hummel-06
やっと車体の組立が完成しました.接着後に車体前や後部などに生じる不要な繋ぎ目はパテと紙ヤスリ(400〜2000番)で完全に消します.このへんは昔ガンプラでさんざんやったので朝飯前です.しかし、後部装甲板の取り付けにおいて左右のサイズが側面装甲板より3mmずつほど大きくはみ出てしまい(なんでなんだ?)、これを削って整形するのに苦労しました.次は砲架と足周りの組立に入ります.


#07
'98.03.09
hummel-07
砲架です.砲身はジョルディ・ルビオのアルミ製を使用しています.一部、塗装のことを考えて接着していません.各油圧シリンダ等の繋ぎ目は目立つので完全に消します.砲架の組立後、車体に取り付けてみたのですが、前部装甲板に当たってしまい、全く入りません.しょうがなく、砲架の下面裏にある軸を少々ずらしました.ドラゴンの設計ミスなのか、私が悪いのか....ちなみにこれ、オリンパスC-1000Lで撮りました.


#08
'98.03.17
hummel-08
組立もほぼ終了し、車体、砲架、転輪などにサーフェイサーを吹き付けました.サーフェイサーは砲架に#1000、それ以外には#500を使用しました.写真は吹き付け後に砲架を車体に乗っけてみたものですが、ここで砲架が左右に回らないことに気が付きました.砲架は車体に接着しないと抜けてしまうのです.しょうがなく、車体側の穴に切欠き×2を開け、砲架側の軸に角形突起×2を付けて回転できるようにしました.またしても手抜きなのか....ドラゴンさん(プンプン)!


#09
'98.03.19
hummel-09
サーフェイサーの上からマホガニーを吹き付けました(チョコレートではありません).これはグンゼのアクリル塗料(缶スプレー)です.次のダークイエロー塗装もアクリルでエアブラシする予定なので、混ざらないか心配です.できれば下地はラッカー系のダークブラウンを使いたかったのですが(アクリル塗料が余っていたので...^^;).ちなみにこの塗装はダークイエローの影を表現するためのもので、特に塗料の届きにくいところまで塗装しておく必要があります.


#10
'98.03.22
hummel-10
エアブラシにてダークイエローを吹き付けたところです.混合比はダークイエロー(XF-60):艶消し白(XF-2):アクリル溶剤=6:1:3、てところでしょうか.艶消し白を混ぜるのは後でウォシングにより明度が下がるためです.下地のマホガニーもアクリルでしたが全く問題ありませんでした.要は、良く乾燥させればよいようです.ちなみに塗装前に前輪にシャフトを通して可動にしました.さて、次は迷彩にするか、それとも気分を変えてキャタピラでも組むか...


#11
'98.03.26
hummel-11
色々考えた末、結局3色迷彩にしました.今回はハンドピースも新しくなったので細吹き迷彩にチャレンジしました.迷彩色はレッドブラウンとダークグリーンに若干の艶消し白を混ぜたものです.何しろ、ダブルアクションのハンドピース(タミヤHG)は初体験なので実験用ヤクパン(モーターライズのやつ)で少々練習しました.そこで気づいたこと! @アクリル溶剤を多くすれば、ぼかした迷彩が出来る.A吹き付ける際は初めエアだけ出して徐々に塗料のノズルを開ける.B吹き付けする距離を近づけすぎない.C使用した色は修正用に必ず少し残しておく...などでしょうか.特にCでは初めに使用したダークイエローを全体にかなり薄く吹き付けることでいい感じになります.皆さんも「秘技」や「裏技」などがあれば是非教えて下さい!


#12
'98.03.29
hummel-12
今回、新たな試みの一つとしてマーキングにステンシル(VERLINDEN製)を使ってみました.いわゆる「台紙」ですね.写真はハーケンクロイツのアップですが、エアブラシでまず黒い部分を塗装後、周りの白い部分を塗装しています.この時、後のステンシルの位置決めが少々難しいです.出来上がりは思ったよりも良好で、これを使ってしまうとウェットデカールを使うのをためらってしまいます.なお、今回は自走榴弾砲ですのでナンバリングはしていません.次回作はドライデカールを使ってみたいと思います.


#13
'98.03.31
hummel-13
ウォッシングを終えたところです.混合比は艶消し黒:ダークブラウン:エナメル溶剤=1:1:98くらいでしょうか(計ったわけではないので、いい加減 ^^;).要は、溶剤にほんの数滴、艶消し黒(+α)を加えればいいと思います.HUMMEL(#11)と比較すれば、どれくらいトーンが落ちたかが分かると思います(ただし、撮影条件が違うので比較しづらいですが).さて、次はそろそろキャタピラを始めねばいかんかのー.


#14
'98.04.03
hummel-14
ひげ剃りの大量生産? いいえ、残念ながらそうではありません.左に見えるのはキャタピラのセンターガイドを接着して乾燥させているところです.ランナーは乾燥後に切り離します.中央にあるのが完成したもの、右にあるのが接着前です.今のところおよそ半分が終わったところでしょうか、この作業を終わらせるだけで3〜4時間かかってしまいます.しかしカステンのキットは良く出来ていて、ランナーから切り離したとき、ほとんどバリが出ません.使う人の立場に立った、素晴らしい設計です.


#15
'98.04.05
hummel-15
キャタピラの塗装をしているところです.下地にはサーフェイサー(#1000)を吹き付けました.ベース色として艶消し黒を裏側に塗装し、これから表側に吹き付けようとしているところです.塗装に当たっては、風圧で飛ばされないように両面テープで固定しています(並べるのが大変).ところで、よく見ると連結部に金型の湯口跡が見えます.これは組立後には見えなくなると思いますが、この辺りにも設計者の配慮が伺えます.


#16
'98.04.11
hummel-16
キャタピラの連結をしているところです.可動式なので両側にピンを差し込んでいきます.手前にある台はそのための治具です.8個ずつを1セットにして組んでいきます.ランナーはこの段階ではまだ切り離さず、完全に乾燥させてからニッパーで切り離します.丁寧にやればバリも出ないので修正も要りません.但し、乾燥させているところを奥さんに見つかるとゲジゲジと間違えられて即、ゴミ箱行きですので注意しましょう.


#17
'98.04.14
hummel-17
キャタピラの連結作業が終了し、エアブラシで濃いグレー(艶消し黒:ダークグレー=1:1)を吹き付けたところです.写真が悪くてかなり黒っぽく写ってますが、実際はもう少し明るい色です.実は、このあと車体に装着してみたのですが、大変なことに気が付きました.キャタピラの数が足りないのです(片側6個).自走砲は4号に比べて車体が長いのを忘れていました.仕方なく、同じカステン製の予備キャタピラ(SK-20)を購入する羽目になってしまいました.しかし、もし仮に4号だったとしても片側100個で予備は全く入っていません.ちょっとカステンさん、不親切じゃあ、あ〜りませんか?


#18
'98.04.19
hummel-18
キャタピラが完成しました.凸部には明るめのグレーをドライブラシ後、メタリックパウダーを塗布、さらに凹部には茶色のパステル(#144)をヤスリ(#800)で粉末状にしたものをまぶしています.仕上げに艶消しクリアを全体に吹き付けています.さて、いよいよ次は車体の仕上げ、キャタピラの装着となります.


#19
'98.04.21
hummel-19
車体、砲架へのドライブラシ、弾薬ケース等の取り付けを行いました.車体には主に明るいダークイエローをドライブラシ、砲架にはダークグレーを軽くエアブラシ後、メタリックパウダーをまぶしています.底板などで赤っぽく見える部分はキャタピラで使用した茶色のパステルです.さて、いよいよ次回はフンメル製作記の最終回となります.


#20
'98.04.22
hummel-20
キャタピラを装着したところです.要するに完成しました.以外と呆気無いものでしたが、やはりキャタピラの有無はAFVのイメージを大きく変えます.しかし、キャタピラを取り付けるに当たっては、噛み合わせが悪いために前輪の歯を薄く削る必要がありました.仕上げに全体に艶消しクリアを吹き付けて完成です.あー疲れた.


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