香港、ふたたび。
2007.05.18-21

◇壱◇

無理くり、なんとか有給休暇が2日間取れたので、
先週金曜から3泊4日で香港に行っちょりました。
結構たくさん写真を撮ったので、順番に紹介していきます。

最初の写真は、おきまりの飛行機からの写真。
成田空港です。東京の西の方からだと結構遠いです。
少なくともアジア方面は羽田空港から発着して欲しいもんです。

次は、香港国際空港から宿泊地であるツェンワンに
向かう途中の風景。
日本では超がつく高層ビル群が、見飽きるほど乱立してます。
香港では地震がほとんど無いので、
こんな建築物が建てられるんですね。

三つ目はその高層ビルのアップ。
実はそのほとんどが集合住宅なんですね。
香港では、戸建てに住んでいるのは、
ほんの一部の大金持ちだけだそうです。
東京より土地が狭いんですね。


◇弐◇

実は香港は今回が初めてではない。
最初は、中国返還前に会社の先輩と、次に2年ほど前に
実家の両親と、そして今回は嫁さんの付き人として。w
方向オンチなオレとしては、3回目にしてやっと香港の
地理的な感覚が掴めてきた感じだ。

今回泊まったホテルは、空港からも香港島からも30分
くらい離れたツェンワンという郊外にあるパンダホテル。
中心街から離れていて不便かと思ったが、意外とホテル
の周りは拓けていて、香港の下町風情を楽しめたような
気がする。

ちなみに、「酒店」と書いて「ホテル」なんですね。
「居酒屋」かと思う人も多いかと。


◇参◇

中国のネット事情というのは思ったほど悪くなかった。
まあ、香港と中国本土はまた違うのかもしれないけど、
少なくとも香港のホテルでは問題なくネット接続出来た。

ただ、ネットルームにおいてあるPCのキーボードを
触ろうとしてびっくり。

「竹」とか「鳥」とか印字してある。
どういうときに使うのだろうか。
中国語では頻繁に使う文字なんだろうけど。

そして意外だったのは、思ったより何でも見れたこと。
中国当局の検閲を受けて厳しい制限があるかと思ったが、
「TVタックル」とか内容的に過激な番組でも動画で
観ることが出来た。まあ、中国人には言葉がワカラン
だろうけど。

ちなみにもう一枚の写真は、力宝センタービル。
(今回、ちょっとお世話になったところ)


◇四◇

香港といえば、やはり中華が旨い。
辛口の四川、薄味の北京、どちらもあるんだけど、
個人的には北京の方が好きかな。

最初の写真は、ホテル近くの商店街で食べた
豚とか鳥とかを揚げたもの。(名前不明)
日本には無い味で、なかなか旨かった。
これで350円くらい。

もう一枚は、多少マシなレストランで食べた
北京ダック。
これとネギとを一緒にして、甘ダレにつけて
春餅に巻いて食べるとジューシーで最高。
イギリスでも食べたことがあったが、
やはり本場の北京ダックは最高に旨い。


◇伍◇

食べ物が続きます。
夜は火鍋が定番です。

見ての通り牛豚鳥肉とか野菜とかの鍋なわけですが、
出汁がこれまた旨い。
何と言えばいいのか、日本には無い味です。

この店では、サッカー中継をやっていて、
周りの人たちはそっちがメインのようで
試合が終わったらさっさと帰ってました。

次の写真は、普通の定食屋の壁メニュー。
日本語も書いてあるけど、所々間違えてます。
「えびクンタン」「野菜炒あ」「米ラどん」・・・なんだって?

こうして香港の夜は更けていく。。。。
(ネオンは夜が明けるまで明々と灯ってます)


◇六◇

香港の高層ビルって、良く見ると2種類に分けられます。
まずはビジネスビル。
ユニークなデザインが多くて、比較的狭い場所に乱立してます。

そして、向こうの方に見えるのは郊外にある住宅ビル。
多少デザインも違えど、各階に凹みがあってガラス張り
じゃないので、すぐに住宅用だと分かります。
しかし、停電でエレベータが止まったら、上の方の人は
大変だろうなあ。。。

どちらのビルも、これだけ超高層に出来るのは
地震が少ないのと、やはり土地が狭いためだとか。
香港にしばらくいて東京に帰ってくると、
低いビルが多いと感じます。

最後の写真はビジネス街を走るトラム。
2階建ての路面電車ですね。
20円ほどでどこまででも乗れます。
電車全体が広告スペースになってます。(ある意味、明細塗装)


◇七◇

今回は風光明媚な観光名所には行きませんでした。
代わりに行ったところは、科学博物館と歴史博物館。
小学生並のメニューです。w

しかし、この両博物館、馬鹿に出来ない。
中国という国家の教育に対する熱意を感じた、
というより、むしろ、脅威すら感じさせる。

写真では歴史博物館を紹介するが、がいた太古の香港から
イギリス統治時代を経て現在までの歴史を、見ての通り
かなり金をかけて再現している。
少々足早に見て回ったけど、
まじめに見学すると丸一日かかるだろう。

日本ももうちょっと国レベルで教育に力入れんといかんね。
ゆとり教育なんてやってる間に
すっかり抜かれちゃったんじゃないのか。


◇八◇

香港の対照的な町並みを2つ紹介します。

まずはヤウマティ駅の西側に位置する男人街。
「男」があるということは当然「女」もあります。
実は東側にある女人街の方が有名で、雑貨とかアクセサリーとか
時計とか洋服とか面白いものが多く売られていることもあり、
大抵の観光客は「そちら」を通ります。
が、今回は「そちら」には行きません。

男人街は東京でいうと浅草あたりでしょうか。
下町の風情があって、職人の店が集まってます。
なにやら、バイクのエンジン部品のようなものを機械油で洗ってたり、
狭いスペースに中古の電気製品を並べて気難しそうなオヤジが睨みを
きかせていたりと、そんな感じの油臭いニオイがする通りです。
ちなみに、私が歩いた時間はまだ日が明るかったので、まだ閉まって
いる店が多かった。たいがいの店は、日が暮れる頃、いそいそと
夜光虫のようにシャッターを開ける店が多いようです。

3枚目の写真は精肉屋さん。
男人街だけではなく、至る所でこんな風景が見られます。
こうやって、豚とか鶏とか、丸ごとぶら下げてるんですよね。
やはり「食の豪快さ」という意味ではかないません。


◇九◇

もう一つの町並みは、女人街と男人街と間にあるメイン・
ストリート「ネーザンロード」。

日も暮れてくると明るいネオンが光り出します。
おそらくネオンの密度では世界一なのではないでしょうか。
このネオンの明かりが眩しすぎて、夜間の飛行が危ないために
中心街近くにあった空港が郊外に移設されたのは有名な話です。

ちなみに一番綺麗な夜景、いわゆる「百万ドルの夜景」と
いわれているスポットは、九龍半島の南端(チムサーチョイ)から
香港島を望む方向に見た夜景のことです。
(今回は行くチャンスがありませんでしたが)
しかし、よく考えてみると、百万ドルといっても香港ドルだと
17円だから1700万円くらいなんだよね。(計算すな)

3枚目の写真はピンぼけですが、通称、金魚街と呼ばれる通り
でのワンショット。
その名の通り、金魚やら熱帯魚やら爬虫類やら、その手のペット
ショップが延々と軒を連ねます。
香港では金魚は縁起が良いとされているので、結構ペットとして
飼っている人が多いようです。
ほんとに暑い地域なので、熱帯魚でも見て涼んでいるのかもね。


◇拾◇

香港の地下鉄は、外の喧騒とした雰囲気と違って、
意外とキレイに整備されてます。
ただ、切符を買う方式なので、多少、券売機の扱いに戸惑います。
あと、路線はそんなに数が多くないので、すぐに覚えられます。
規模でいうと、名古屋くらいでしょうか。

前にも書きましたが、香港国際空港は中心部である香港島から
かなり離れた場所にあります。
電車使っても1時間ほどかかります。成田みたいな感じですかね。
ただ、途中に一昨年くらいに新しく出来たディズニーランドが
あるらしいので、そこに行く人にとっては好都合かもしれません。

さて、何だかんだと長く続いてしまいましたが、今日で最後です。
3泊4日の旅でしたが、こうやって記録にしてみると
それなりに感じるところがあったんですねー。
やはり、旅というのは人間を少しだけ大きくしてくれる
の「かも」しれません。

最後の写真は、帰りのリムジンバスで、高速の工事渋滞にはまって
しまったところです。次の日から会社だというのに。。。



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