◇壱◇ 無理くり、なんとか有給休暇が2日間取れたので、 先週金曜から3泊4日で香港に行っちょりました。 結構たくさん写真を撮ったので、順番に紹介していきます。 最初の写真は、おきまりの飛行機からの写真。 成田空港です。東京の西の方からだと結構遠いです。 少なくともアジア方面は羽田空港から発着して欲しいもんです。 次は、香港国際空港から宿泊地であるツェンワンに 向かう途中の風景。 日本では超がつく高層ビル群が、見飽きるほど乱立してます。 香港では地震がほとんど無いので、 こんな建築物が建てられるんですね。 三つ目はその高層ビルのアップ。 実はそのほとんどが集合住宅なんですね。 香港では、戸建てに住んでいるのは、 ほんの一部の大金持ちだけだそうです。 東京より土地が狭いんですね。 ◇弐◇ 実は香港は今回が初めてではない。 最初は、中国返還前に会社の先輩と、次に2年ほど前に 実家の両親と、そして今回は嫁さんの付き人として。w 方向オンチなオレとしては、3回目にしてやっと香港の 地理的な感覚が掴めてきた感じだ。 今回泊まったホテルは、空港からも香港島からも30分 くらい離れたツェンワンという郊外にあるパンダホテル。 中心街から離れていて不便かと思ったが、意外とホテル の周りは拓けていて、香港の下町風情を楽しめたような 気がする。 ちなみに、「酒店」と書いて「ホテル」なんですね。 「居酒屋」かと思う人も多いかと。 ◇参◇ 中国のネット事情というのは思ったほど悪くなかった。 まあ、香港と中国本土はまた違うのかもしれないけど、 少なくとも香港のホテルでは問題なくネット接続出来た。 ただ、ネットルームにおいてあるPCのキーボードを 触ろうとしてびっくり。 「竹」とか「鳥」とか印字してある。 どういうときに使うのだろうか。 中国語では頻繁に使う文字なんだろうけど。 そして意外だったのは、思ったより何でも見れたこと。 中国当局の検閲を受けて厳しい制限があるかと思ったが、 「TVタックル」とか内容的に過激な番組でも動画で 観ることが出来た。まあ、中国人には言葉がワカラン だろうけど。 ちなみにもう一枚の写真は、力宝センタービル。 (今回、ちょっとお世話になったところ) ◇四◇ 香港といえば、やはり中華が旨い。 辛口の四川、薄味の北京、どちらもあるんだけど、 個人的には北京の方が好きかな。 最初の写真は、ホテル近くの商店街で食べた 豚とか鳥とかを揚げたもの。(名前不明) 日本には無い味で、なかなか旨かった。 これで350円くらい。 もう一枚は、多少マシなレストランで食べた 北京ダック。 これとネギとを一緒にして、甘ダレにつけて 春餅に巻いて食べるとジューシーで最高。 イギリスでも食べたことがあったが、 やはり本場の北京ダックは最高に旨い。 ◇伍◇ 食べ物が続きます。 夜は火鍋が定番です。 見ての通り牛豚鳥肉とか野菜とかの鍋なわけですが、 出汁がこれまた旨い。 何と言えばいいのか、日本には無い味です。 この店では、サッカー中継をやっていて、 周りの人たちはそっちがメインのようで 試合が終わったらさっさと帰ってました。 次の写真は、普通の定食屋の壁メニュー。 日本語も書いてあるけど、所々間違えてます。 「えびクンタン」「野菜炒あ」「米ラどん」・・・なんだって? こうして香港の夜は更けていく。。。。 (ネオンは夜が明けるまで明々と灯ってます) ◇六◇ 香港の高層ビルって、良く見ると2種類に分けられます。 まずはビジネスビル。 ユニークなデザインが多くて、比較的狭い場所に乱立してます。 そして、向こうの方に見えるのは郊外にある住宅ビル。 多少デザインも違えど、各階に凹みがあってガラス張り じゃないので、すぐに住宅用だと分かります。 しかし、停電でエレベータが止まったら、上の方の人は 大変だろうなあ。。。 どちらのビルも、これだけ超高層に出来るのは 地震が少ないのと、やはり土地が狭いためだとか。 香港にしばらくいて東京に帰ってくると、 低いビルが多いと感じます。 最後の写真はビジネス街を走るトラム。 2階建ての路面電車ですね。 20円ほどでどこまででも乗れます。 電車全体が広告スペースになってます。(ある意味、明細塗装) ◇七◇ 今回は風光明媚な観光名所には行きませんでした。 代わりに行ったところは、科学博物館と歴史博物館。 小学生並のメニューです。w しかし、この両博物館、馬鹿に出来ない。 中国という国家の教育に対する熱意を感じた、 というより、むしろ、脅威すら感じさせる。 写真では歴史博物館を紹介するが、虎がいた太古の香港から イギリス統治時代を経て現在までの歴史を、見ての通り かなり金をかけて再現している。 少々足早に見て回ったけど、 まじめに見学すると丸一日かかるだろう。 日本ももうちょっと国レベルで教育に力入れんといかんね。 ゆとり教育なんてやってる間に すっかり抜かれちゃったんじゃないのか。 ◇八◇ 香港の対照的な町並みを2つ紹介します。 まずはヤウマティ駅の西側に位置する男人街。 「男」があるということは当然「女」もあります。 実は東側にある女人街の方が有名で、雑貨とかアクセサリーとか 時計とか洋服とか面白いものが多く売られていることもあり、 大抵の観光客は「そちら」を通ります。 が、今回は「そちら」には行きません。 男人街は東京でいうと浅草あたりでしょうか。 下町の風情があって、職人の店が集まってます。 なにやら、バイクのエンジン部品のようなものを機械油で洗ってたり、 狭いスペースに中古の電気製品を並べて気難しそうなオヤジが睨みを きかせていたりと、そんな感じの油臭いニオイがする通りです。 ちなみに、私が歩いた時間はまだ日が明るかったので、まだ閉まって いる店が多かった。たいがいの店は、日が暮れる頃、いそいそと 夜光虫のようにシャッターを開ける店が多いようです。 3枚目の写真は精肉屋さん。 男人街だけではなく、至る所でこんな風景が見られます。 こうやって、豚とか鶏とか、丸ごとぶら下げてるんですよね。 やはり「食の豪快さ」という意味ではかないません。 ◇九◇ もう一つの町並みは、女人街と男人街と間にあるメイン・ ストリート「ネーザンロード」。 日も暮れてくると明るいネオンが光り出します。 おそらくネオンの密度では世界一なのではないでしょうか。 このネオンの明かりが眩しすぎて、夜間の飛行が危ないために 中心街近くにあった空港が郊外に移設されたのは有名な話です。 ちなみに一番綺麗な夜景、いわゆる「百万ドルの夜景」と いわれているスポットは、九龍半島の南端(チムサーチョイ)から 香港島を望む方向に見た夜景のことです。 (今回は行くチャンスがありませんでしたが) しかし、よく考えてみると、百万ドルといっても香港ドルだと 17円だから1700万円くらいなんだよね。(計算すな) 3枚目の写真はピンぼけですが、通称、金魚街と呼ばれる通り でのワンショット。 その名の通り、金魚やら熱帯魚やら爬虫類やら、その手のペット ショップが延々と軒を連ねます。 香港では金魚は縁起が良いとされているので、結構ペットとして 飼っている人が多いようです。 ほんとに暑い地域なので、熱帯魚でも見て涼んでいるのかもね。 ◇拾◇ 香港の地下鉄は、外の喧騒とした雰囲気と違って、 意外とキレイに整備されてます。 ただ、切符を買う方式なので、多少、券売機の扱いに戸惑います。 あと、路線はそんなに数が多くないので、すぐに覚えられます。 規模でいうと、名古屋くらいでしょうか。 前にも書きましたが、香港国際空港は中心部である香港島から かなり離れた場所にあります。 電車使っても1時間ほどかかります。成田みたいな感じですかね。 ただ、途中に一昨年くらいに新しく出来たディズニーランドが あるらしいので、そこに行く人にとっては好都合かもしれません。 さて、何だかんだと長く続いてしまいましたが、今日で最後です。 3泊4日の旅でしたが、こうやって記録にしてみると それなりに感じるところがあったんですねー。 やはり、旅というのは人間を少しだけ大きくしてくれる の「かも」しれません。 最後の写真は、帰りのリムジンバスで、高速の工事渋滞にはまって しまったところです。次の日から会社だというのに。。。