2006


終わりよければすべてよし

2006.12.28(Thu)

今日は仕事納めだったわけだが、最後の最後でずーっと続いていた難問が片づいた。

電話越しにお客さんと喜び、営業とも喜び合った。
受注が決まったときもそうだが、仕事をやっていて一番ウレシイ瞬間かもしれない。

終わりよければすべてよし。
来年もイイ仕事が出来ればと思う。 


ホワイトカラー・エグゼンプション 2006.11.30(Thu) 今月はとうとう残業時間がいつもの倍近くまで増えてしまった。 ほとんど毎日のように終電近い電車での帰宅だった。 オレは営業に相対するSEなのだが、営業が忙しいとそれに追従して忙しくなる。 その相対する営業が忙しいのは、他の営業部と比べて特に成績が悪いようで、 年末の予算達成に躍起になっているからだ。 慣れというものは恐ろしい。 毎日深夜に帰宅しても、ちゃんと風呂に入って、寝て、翌朝出勤するのだ。 自分がロボットなのかと思ってしまう。 しかし、こんなことが続くと次第に体力的にも精神的にもイカレてしまうのは 目に見えている。嫁にもブーブー言われ、気分が悪い。 今、厚生労働省では「ホワイトカラー・エグゼンプション」という 舌を噛みそうなカタカナ制度の導入を考えているらしい。 要は、ある一定の年収以上の労働者については、完全年俸制、つまり 残業という考え方がなくなるという制度だ。 確かに、だらだらと残業代を稼ぐ社員は減り、仕事の効率も考えるようになるという メリットもあるだろうが、「仕事量=成果」という一定の公式が存在する限り、 社員間の過当競争を招き、仕事時間の増加、強いては過労死の増加を招くだろう。 単刀直入にいってしまえば「経営者側の都合だけを考えた制度」だ。 当然、労働組合などは大反対している。 今、この制度が仮に導入されたとき、自分の仕事環境は変わるだろうか。 「評価はそこそこで良いから、今日はここで帰ろう」ってことになるだろうか。 絶対にそうはならない。 日本人の性格から考えて、周りとの協調性を考慮する中で、 良くも悪くも自分だけ先に帰るということが出来ない民族だ。 今年いっぱいは無理かもしれないが、来年からは仕事に対する、もっといえば 残業に対する考え方を変える必要があるかもしれない。
卓球復活 2006.10.29(Sun) 嫁から「コレ男(コレステロール男)」と呼ばれて久しいが、 とうとう胴回りが90cmを超えてしまった。 これを最近の医学ではメタボリックシンドロームというらしい。 つまり、運動して内臓脂肪を燃焼させるしかオレの生き残る道はないわけだ。 というわけで、卓球を始めることにした。 たまたま歩いてすぐのところに区の施設があって、 日曜日は解放していることが多いのでそこを利用することにした。 相手はちょっと前まで卓球部の部長をやっていた現役大学生である。 こう見えてもオレも小学と中学と卓球部にいたせいもあってか、 休み休みとはいえ、5時間ぶっ続けでやっても特に体に痛みを 感じることはなかった。やはり、小さい頃やったスポーツというのは それ用の筋肉を形成してくれていたのかもしれない。 あー、それにしても運動した後のステーキは旨かった。(無意味)
社員旅行 2006.09.29(Fri) 旅行というほどではないが、今の会社に入って初めて行くことになった。 きっかけは、ウチのリーダーの「たまには社員旅行でも行くか」の一言。 ウチのグループは営業を支援する15人ほどのSE部隊なのだが、 この業界にしては珍しくまとまりがあって、非常に仲が良い。 場所は山梨県の山中湖畔にある、ちょっと古めの会社の保養所。 金曜日の夕方に東京発で、高速バスに乗って2時間半、次の日は 朝の6時半に同じ高速バスで東京へ戻るという強行日程だ。 (早朝帰りは私を含めて2〜3人だったが) 保養所に着くと、いきなり誰もいない。 何度かあちこちで「すいませーん」と叫ぶと やっと厨房の方から「はーい」と返ってきた。 そうか、食事の用意をしていたのか。 時計を見ると6時半を過ぎており、当然と言えば当然。 しかし、中を見回ってみたが、俺たちの他に誰もいない。 どうやら今日は貸し切り状態のようだ。 管理人(?)のおばちゃんに食事の時間を聞かれ、 まだメンバーが半分くらいしか揃っていなかったので 「8時くらいで」と言うと、ちょっとイヤな顔をされた。 やはり、早めに食べてもらって、片付けたいのだろう。 実家の母親と同じじゃないか。 それにしても、料理が予想に反して旨かった。 溶岩のプレートで焼き肉を食べたのだが、その肉質の良いこと。 おそらく山梨で育った霜降り和牛の高級肉だろう。 しかも、食べきれないほど出てきて、大の大人が 15人くらいいたが、残さずに食べきるのが大変だった。 うーん、あれで一人一泊食事付きで3500円は安すぎる。 腹がふくれた後は、部屋でおきまりの宴会。 みんな日頃の不満や、会社の悪口、卑猥な話などしつつ、 朝方まで飲み明かすのであった。 しかし、オレは次の日が午後からバンド練習だったので、 早朝に起きて高速バスで帰らなければならない。 2時間ほど寝て、何とか起きてバスで寝ようと思ったが、 バスの寝心地の悪いこと。余計に疲れた気がする。
もう一つの居場所 2006.08.12(Sat) 2年ほど前、後先をよく考えず新居を購入したばかりであるが、 また買うことになった。(てゆーか、既に買ってしまった。) 私はどちらかというとものを買うとき直感とイメージだけで買って、 買った後、あれこれと値段を比べたりする嫌らしい性格なのだが、 住居に関しても例外ではなく、近所の住宅をジロジロと不動産屋ばりに 査定しながら犬の散歩をする、ある意味変態かもしれない。(いや変態だ) しかし、正直、三十代にして家を2軒持つことになるとは思わなかった。 確かに今の家は都心にあって、猫の額のような土地に無理矢理3階建てに したような狭い場所であったため、逃げ場所を求めていたのかもしれない。 場所は長野県の南軽井沢、ゴルフ場が隣接する、民家も数えるほどしかない 「超」がつく田舎である。 平屋の一軒家だが和室が2つあるので、友達も呼べる。 近くに小川が流れ、ベランダに椅子を並べてBBQもできる。 嫁さんは庭いじりをしたいらしい。 オレは、リビングにシアターセットを置いて映画三昧と興じたい。 どれも、都会の住居ではなかなかできないことばかりだ。 気がつかなかったが、やっと精神的なバランスがとれたような気がする。
花やしき 2006.07.16(Sun) 最近、何かと浅草に出没することが多くなってきた。 浅草といえば雷門かもしれないが、花やしきも上位ランクに入るのだろうか。 名物のジェットコースターに乗ってみたくて、行ってみることにした。 一人づつしか通れない昭和を感じさせる入口を抜けると、 中は人だらけ、というより、「そんなに人はいないけど、 とにかくゴチャゴチャしている」そんな感じだ。 とりあえず、ずいぶん並んで名物「ローラーコースター」に乗り込む。 昔ながらのジェットコースターだが、そういえば「最近のジェットコースター」 にもあまり乗ったことがない自分としては、ごくごく普通だった。 しかし、走り始めてからは、噂通りの代物だった。 「ちゃんと整備しとるんやろな」 誰もがそう思うだろう細いレールの上を 有り得ないスピードで滑走していく。 しかも、高校で物理を学んだ人間なら常識である 「カーブでは速度を落とす」 ということを全くしないのである。 従って、直線のスピードのままカーブを曲がり切るのである。 恐らく、レールの角度で人が飛び出さない設計だろうが、 逆にそう信じずには乗っていられない乗り物だ。 いきなり刺激MAXな乗り物でフラフラになってしまったので、 その後の乗り物は全て楽勝で、少々物足りなかった。 皆さんには是非、ジェットコースターは最後に乗ることをお勧めしたい。
船上フィッシング 2006.06.17(Sat) というと格好良く聞こえるが、要は「船釣り」である。 そういえば、去年の今頃も確か行った記憶があるが、今年も 釣り好きな知り合いに誘われて、行くことになった。 釣りは昔から好きなのだが、朝早いのが辛い。 今回も現地、三浦半島の久里浜に7時集合だ。 案の定、少々寝坊したが、何とか時間までに到着。 しかし、何だかんだ言って出航したのは8時過ぎ。 どうも船着き場の駐車場が狭いので、それでみんな早く来るようだ。 「もうちょっと寝てようよ」 と思ったのは、俺だけかもしれない。 みんなやる気満々だ。 すげーデカいクーラーボックスを持ってきている。 何を釣る気なんだろうか。 マグロか、ブリか、いやいや、今回はキス釣りのはずである。 みんな、今日はキスの大漁で、天ぷら三昧を狙っているに違いない。 河口から出航すること20〜30分。 その間に仕掛けは準備しておく。 当然、エサ付け担当は俺の仕事だ。 嫁さんはゴカイ(エサ)を見るだけで肌の色が変わるそうだ。 そんなこんなで、開始から30分で2〜3匹あげるペースが続くが、 あまりにも糸絡まり&エサ付けが多く、だんだん気分が悪くなり、 そのうち寝込む羽目に。 しかも、日差しが次第に強くなりジリジリと体力を消費させる。 まさに「逃げ場のない船上(戦場)」である。 そんな中、ど素人であるはずの嫁が思いがけないものを釣り上げた。 やたらと海中を走り回り、竿を折れんばかりに撓らせたその正体は、 なんと「サバ」であった。 嫁は俺がシメサバを好きなことを知っているのだろうか。 しかも、サイズは40cmを裕に超えていただろうか。 こんなデカイ魚を釣ったのを見るのは初めてだ。 俺の不調もしばらくして治まり、もう一踏ん張り、 というところで帰航の途につくことになった。 成果はキスが十数匹、メゴチが十匹くらい、そしてサバ一匹。 あまり期待していなかった小型のクーラーボックスに サバが我が物顔でそのスペースを占領し尽くすのであった。 今度は是非、陸からやろう(船は辛い)。
アスファルトの祭 2006.05.21(Sun) 祭りといえば、御輿、出店、浴衣、歩き食い、人だかり・・・ そんなキーワードが思い浮かべられるが、都会の祭は 加えてビル、アスファルト、そんな言葉も似合うだろうか。 東京に住み始めてもう12年になるが、浅草の三社祭は初めてだ。 御輿の大きさ、迫力こそ田舎のそれにはかなわないが、 人出の多さはさすがにすごい。 「東京にこんなに住んでいるのか」と思わずにはいられない。 嫁さんの母親がやっている雑貨屋が浅草にあるのだが、 今回ちょっとした露天商をやるというので手伝ってみた。 駄菓子屋にあるようなクジ引き、何故か今頃アキバで流行ってる 「おでん缶」などなど、キャンプ用のテーブルに並べて売る。 時々、気さくなおばちゃんが話しかけてきては買っていく。 御輿を担ぐ威勢の良い声の後を追うように人が流れていく。 つくづく、日本人は祭りが好きなんだなあ、と思う。
無念の潮干狩り 2006.04.15(Sat) この季節は花見もイイが、個人的には潮干狩りがやりたくなる。 瀬戸内育ちの自分としては幼い頃から春は貝拾いが当たり前だった。 そういえば、数年前に一度やったきりで、しばらくやっていなかった。 要するに、今年は無性に潮干狩りがやりたくなったのだ。(また発病) 先日はちょっと足をのばして東京湾横断道路を渡り、 富津海岸まで行ってきたのだが、妙にひとけがない。 売店のおばあちゃんに聞いてみたところ、 「今日は潮がダメで出来ないよ」 さらに 「ちゃんと潮見表を見て来なきゃ」 しまいには 「最近じゃ、インターネットでも見れるからねー」 とまで言われ、あえなく撃沈されてしまった。 気を取り直し、日をあらためて八景島に行くことにした。 むろん、インターネットで潮見表を確認した。 ここは貝撒きはやってないが、そのため入場無料なので、 自然な感じがして個人的に好きなのだ。 ワクワクして寝るも、当日、不覚にも寝坊した。 しかも、道中道草をしたせいもあって、着いたのは夕方近く。 既に潮は満ちており、人数もまばら。。。 嫁さんには「もう絶対行かない」といわれる始末。 帰り、回転寿司屋ですすったアサリ汁が妙に旨かった。(泣)
免許更新 2006.03.20(Mon) 3年ほど前の法改正で、誕生日を過ぎて1ヶ月間は更新手続きが 出来るようになったらしいが、貧乏性のため、期間開始の早々に、 しかも会社を休んでまで更新に行ってきた。 それにしても、この運転免許試験場の雰囲気は好きになれない。 特に今回は違反をしていたので、刑務所に収監されているような気分だった。 (もちろん、そんな扱いをされるわけではないが) 前回、前々回とゴールドだっただけに、今回の違反者扱いは非常に屈辱的だ。 イチローがWBCの韓国戦での敗戦のあと、「もっとも屈辱的な日」 と語っていたが、それと同じくらい屈辱的だ。(一緒にするな) 目の検査を前者のパターンを記憶する方法で軽くパスし(良い子は真似 しないこと)、各種の手続きを終えると、次は違反者にだけに用意された 「特別な研修メニュー」が待っている。 優良者は30分、一般は1時間なのに対し、違反者は2時間だ。 前半の1時間は、語尾が聞き取りにくい喋り方をする偉そうなオジサンの 講義を受け、後半1時間はお決まりの交通事故の映画だった。 ただ、この映画なかなか良くできていた。 内容はお決まりの「飲酒運転したら人生台無しよ」的なものだったが、 主演の加害者役には永島敏行を使い、感動的なシーンあり、役者の迫真の 演技ありで、「熟睡してやろう」と思っていたオレの計画を打ち崩した。 この映画を観れたのは実はラッキーなんじゃないか? 結局、新しい免許が出来るまでに1〜2時間はかかるようで、 その間、ボーっと待たなければならない優良者、一般者よりも 時間の有効活用と精神的健康という意味で恵まれていたかもしれない。 「有り難う! 違反者にしてくれて!」 今、心からそう叫びたい。(反省しろ) 試験場からの帰り、今回「違反者の烙印」を押された現場を通ってみた。 相も変わらずヒマそうな警官が一旦停止違反の待ち伏せ作戦をやっていた。 思いっきりブレーキをかけて3秒くらい停まってやった。 「捕まえてみろ、オラオラっ」 そんなオレを警官達が無視していたのは言うまでもない。(悲哀)
冬季オリンピック 2006.02.28(Tue) 冬のオリンピックは見ている方が寒くなるのであまり好きではないが、 今年のトリノは比較的長い時間見ていたような気がする。 それにしても今年の日本の惨憺たる結果は何なのだろうか。 辛うじて女子のフィギュアでメダルが取れたが、 他の種目の不甲斐なさというか、頼りなさというか、 見ているうちに「また転けるんじゃないの」という イメージが定着してしまった。 自分も含めて言えることだが、日本人はホントに本番に弱い。 もっと言うと、精神力が脆弱であり、子供っぽい。 スノーボードのハーフパイプで期待されていた若い選手が スタート前に雄叫びを上げているの見て思ったのだが、 気合いが先行してしまうと、結果として力が入りすぎてしまい、 絶対に良い結果を残せない。 そういった精神トレーニング、心のレクチャーを 日本の選手は全く受けていないのだろうか。 金メダルを取った女子フィギュア選手の大人の落ち着き、クールさ、 そして冷静さは、それを教えてくれているような気がした。 しかし、あのカーリングという種目はどうしても好きになれない。 あれってどう考えてもスポーツじゃないね。 ビリヤードとかダーツとか、そうゲームの部類だね、あれは。
コンサート 2006.01.14(Sat) そういえば、生まれてこの方、コンサートというものに行ったことがなかった。 それを妻に話すと「かなり珍しい人」なのだそうだ。 音楽は演奏するのも聴くのも好きな方だが、腰が重いというか出無精というか、 なかなか行く機会に巡り会わなかった。 まあ、今回も自発的でにはないにしろ、妻に誘われて初めて行くことになった。 「佐野元春」 ずいぶん昔からやっているロック系のミュージシャンであることくらいは 辛うじて知っていた。 冷たい雨が降る中、都内のとある文化センターと呼ばれる場所に行ってみると まさに老若男女というべきか、年齢・性別的にかなり幅広い客層が集っている。 そうだ、彼らは十数年前に彼のファンだった人達なのだろう。 コンサートというものは、「きゃー」とか「わー」とか「うー」とか 騒ぎ立てるような喧騒なイメージがあったが、このコンサートは違った。 なんと言ったらいいのか、ひとコトで言うと「大人のエンターテイメント」だろうか。 客を心から楽しませて満足して帰ってもらおう、とする姿勢が強く感じられる。 それだけでも、金を払う価値がある。(払ったのは妻だが) それにしても、他の客との妙な一体感は何だろうか。 事前に練習したわけでもないだろうに 「この一糸乱れぬ北朝鮮ばりの揃い方」は何なのだろう。 さびの部分でほとんど全員が決まった振り付けをしている様は 一瞬、新興宗教を思わせるが、彼らを見ているだけでも面白い。 特に前列の若い兄ちゃんは、腰の振り方が妙に女々しくて、 「そんなに佐野元春が好きなんだ」とか 「今日は帰って何食べるんだろ」とか 「コイツ、彼女いるのだろうか」とか 色々と彼の生活スタイルなどを詮索してしまっていた。 今回は、妻に新しい世界を見せてもらった。 今度はオレが是非お返しをしたい。 秋葉のイエサブにでも連れて行ってやろうかな。(たぶん興味ない)


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